MSCメディテラニアン・シッピング社は、ユナイテッドVIII号がサウジアラビアからパキスタンへ航行中に起きた攻撃で乗組員は負傷していないと発表した。同社によると、同船は連合軍の軍艦に攻撃されたと報告し、回避行動を取ったという。
さらにイスラエル政府は、自国の軍用機が紅海地域で敵の標的を迎撃したとも発表した。
フーシ派のヤヒヤ・サレア報道官はテレビ演説で、乗組員が警告に応じなかったため、同派がMSCユナイテッド号と特定した船舶を攻撃したと述べた。
同氏はまた、フーシ派がパレスチナ占領地であるイスラエルのエイラートやその他の地域に対して軍事作戦を開始したと述べた。どの標的が攻撃に成功したかについては明らかにしなかった。
米中央軍は、紅海に展開する米軍戦闘機、海軍駆逐艦、その他の米軍資産が、フーシ派が発射したドローン12機、対艦弾道ミサイル3発、巡航ミサイル2発を撃墜したと発表した。同省によると、Xについては現時点で被害や死傷者の報告はない。
イエメンの首都を含む大半の地域を支配しているフーシ派は、ガザ地区でのイスラエルとハマスとの戦争でパレスチナの人々を支援するため、10月以来、イスラエルと関係がある、あるいはイスラエルに向かっているとする紅海の商船を攻撃している。
英国海上貿易業務局は以前、イエメン沖の紅海でミサイルとドローン数機による爆発が2回発生したと報告していた。同庁はまた、これらの事件で死傷者は出なかったと述べた。
これらの事件は、イエメンのフーシ派による紅海の船舶攻撃を受けて米国が紅海での多国間海上安全保障提案を発表した1週間後に報じられた。
フーシ派の攻撃やアフリカ経由の航行を受けて、紅海の多くの航路が閉鎖されている。
フーシ派は、イスラエルがガザでの紛争を終わらせるまで攻撃を続けると誓っており、攻撃を受けた場合には米軍艦も標的にすると警告している。
グエン・クアン・ミン(ロイター通信による)
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