オランダはバナナを積んだコンテナ船で8トン以上のコカインを発見した。これは同国史上最大の麻薬摘発となった。
オランダ検察当局は8月10日の声明で、オランダ史上最大の麻薬押収が7月13日にロッテルダム港の税関で行われたと発表した。船内に積まれていたバナナの木箱12個から、重さ1キログラムのコカイン計8,064袋が盗まれた。
検察当局によると、約6億ユーロ(6億6100万ドル)相当の麻薬は、エクアドルからバナナを積んだコンテナに隠され、パナマ経由でロッテルダムに到着したという。捜査が続いているため、この事件についてはこれまで発表されていなかった。押収されたコカインは破棄された。
「我々は再び港で麻薬密売人に打撃を与えることに成功した。これは非常に大規模な麻薬押収だ」とロッテルダム税関長のピーター・ファン・ブイテネン氏は語った。
7月13日、ロッテルダム税関がバナナコンテナ船から押収したコカイン。写真: AP
先月発表された数字によると、オランダ税関は2023年上半期に2万9702キログラム以上の薬物を押収した。これは昨年の同時期の2万2009キログラムから増加している。
オランダは、隣国のベルギーやスペインとともに、パナマ、コロンビア、エクアドルからの違法コカインのヨーロッパにおける最大の輸出先である。昨年、ベルギー当局はアントワープ港で過去最大となる110トンのコカインを押収した。
オランダの麻薬摘発発表は、エクアドル大統領選の有力候補で汚職反対のジャーナリストであるフェルナンド・ビジャビセンシオ氏が首都での選挙集会後に暗殺された翌日に行われた。
先週、ビジャビセンシオ氏は当局に対し、刑務所にいる麻薬カルテルのリーダーから自身と選挙運動チームに対して脅迫があったと報告した。
フイエン・レ( AFP通信による)
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