ナスダックは3月10日の取引で2022年以来の大幅な下落を記録した。米国で最も価値の高い7つのテクノロジー企業は、資本金7,500億ドル以上を「蒸発」させました。売り圧力の背景には景気後退懸念と貿易戦争がある。

最も大きな打撃を受けたのはアップルで、時価総額は約1,740億ドル減少した。株価が5%下落し、NVIDIAは約1,400億ドルの損失を被った。世界有数のAIチップメーカーの株価は、1月にピークを迎えてからわずか2か月で3分の1近く下落した。

thl3u2xh.png
ナスダック株価は2022年以来の最低水準に急落。写真:ブルームバーグ

電気自動車メーカー、テスラの株価は15%急落し、2020年以来最悪の値下がりとなった。同社は2024年12月中旬以降、株価の半分以上を失った。同社は株式公開以来、史上最長の連敗を記録している。

イーロン・マスク氏の会社は3月10日に1300億ドルの損失を出し、マイクロソフトとアルファベットはそれぞれ980億ドルと950億ドルの損失を出した。アマゾンの価値は500億ドル下落し、Metaは700億ドルの損失を被った。

テクノロジー株では強い売りが出た。多くの企業は部品や製造を海外に依存しています。ドナルド・トランプ米大統領が提案した新たな関税は価格上昇につながる可能性がある。また、米国の景気後退に対する懸念も高まった。

関税の主なターゲットとなっている半導体企業は、最も痛手を感じている。先週、トランプ大統領はTSMCが米国に1000億ドルを追加投資すると発表した。

フィンテック株も同じ運命をたどっている。株式取引アプリRobinhoodは20%下落し、Strategyは17%下落し、取引所Coinbaseは18%下落した。

下落の大部分はビットコインが下落傾向を続けていることに関係している。ビットコインの価格は、2024年後半に急騰した後、過去1か月で約19%下落しました。

(CNBCによると)