5月25日、ロシアの首都モスクワで、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は、領土保全の相互承認に基づきアルメニアとの関係を正常化する実質的な根拠があると述べた。
5月24日、モスクワで行われたアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領(左)、アルメニアのニコル・パシニャン首相(右)、ロシアのプーチン大統領の会談。 (出典:AP通信) |
アルメニアとアゼルバイジャンは過去30年間対立しており、紛争地域であるナゴルノ・カラバフをめぐって2度の紛争にまで発展した。
ここ数カ月、衝突が激化し続けているにもかかわらず、双方は永続的な和平協定に署名する意欲を強めていると表明している。
5月25日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相はモスクワでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談した。
プーチン大統領は会談で、コーカサス地域の状況は困難ではあるものの、関係者らは長期的な解決に向けて動いていると述べた。
ロシアの指導者はまた、来週、ロシア、アゼルバイジャン、アルメニアの副首相らがいくつかの未解決の問題を解決するために会談すると発表した。
また5月25日、 RIA通信は、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が、西側諸国はアルメニアとアゼルバイジャンの紛争に干渉し、モスクワの平和維持政策の信用を失墜させようとしていると述べたと報じた。
欧州諸国がアルメニアとアゼルバイジャンの交渉促進にますます積極的になっているにもかかわらず、ロシアは伝統的にこの地域の主な仲介者となっている。
しかし、米国は最近、アルメニアとアゼルバイジャンの最も差し迫った問題のいくつかに関してバクーとエレバンに個別の提案を行ったと述べ、両国間の進行中の交渉で一定の進展があったことを強調した。
関連する別の動きとして、5月24日、エレバンは国際司法裁判所(ICJ)に対し、アゼルバイジャン領を通過しアルメニアと紛争地域であるナゴルノ・カラバフを結ぶ唯一の陸路であるラチン回廊の検問所を撤去するようバクーに命じるよう要請した。
国際司法裁判所によれば、アルメニアは、4月23日以降ラチン回廊上またはその沿線に展開しているすべての人員を撤退させるようアゼルバイジャンに命じるよう国際司法裁判所に要請した。エレバンはまた、バクーに対し回廊上またはその沿線に同様の人員を派遣しないよう命じるよう国際司法裁判所に要請した。
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