インド警察、デモを計画していたサムスン従業員104人を逮捕

警察によると、労働者らはタミル・ナドゥ州チェンナイ近郊のサムスン家電工場で低賃金に抗議するため、9月16日にデモを開始する予定だったという。しかし、彼らがデモ行進しようとしていた地域には学校や大学、病院があったため、彼らは逮捕された。

「ここが中心エリアです。抗議活動があれば完全に麻痺し、治安に影響が出ます。警察署に全員を集めることはできないので、結婚式場で拘束したのです」と警察は述べた。

警察はまた、チェンナイ近郊の工場でサムスン抗議活動を主導していた労働者グループの幹部の一人、E・ムトゥクマール氏を逮捕した。警察は、労働者らがどれくらいの期間拘留されるかについては具体的な期限は決まっていないと述べた。

サムスン工場の労働者が、9月11日、賃金引き上げを求めてストライキ中に労働組合指導者のE・ムトゥクマール氏と話している。写真：ロイター

この逮捕は、タミル・ナドゥ州のサムスン工場でのストライキの激化を示している。賃金の引き上げを求める労働者らは1週間にわたってストライキを行っており、サムスンのインドでの年間収益（120億ドル）の約3分の1を占める生産に支障が出ている。

サムスンに対する抗議活動は、インドのナレンドラ・モディ首相が外国投資家を誘致し、6年間で電子機器生産高を3倍の5000億ドルにするという計画を台無しにしている。安価な労働力に惹かれ、中国以外でのサプライチェーンの多様化を図るため、インドを利用する外国企業が増えている。

労働者たちは先週から、工場近くの仮設キャンプで賃金の引き上げと労働時間の改善を求めて抗議活動を続けている。サムスンと労働者、そして州政府当局者との交渉は何の解決策も生み出せなかった。

サムスンは9月16日のコメント要請には応じなかったが、9月13日にはチェンナイの拠点工場の労働者と「問題をできるだけ早く解決するため」協議を開始したと述べた。

サムスン工場では約1,800人の労働者が雇用されており、そのうち1,000人以上がストライキを行った。この工場では冷蔵庫、テレビ、洗濯機などの家電製品を製造しています。

ゴック・アン（ロイター通信による）

出典: https://www.congluan.vn/canh-sat-an-do-bat-104-cong-nhan-samsung-vi-len-ke-hoach-bieu-tinh-post312588.html