トルコ大統領選挙では、勝利に必要な50%の得票率を達成した候補者がいなかったため、第2回投票が実施されることになった。
トルコ最高選挙評議会(YSK)のアフメト・イェネル議長は本日、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が総選挙で49.52%の票を獲得したと述べた。エルドアン大統領の主なライバルである共和人民党(CHP)のケマル・クルチダログル党首は44.88%の票を獲得し、民族主義候補のシナン・オガン氏は5.2%で3位となった。
イェネル氏は、集計がまだ残っている票数は約3万5000票だが、最終結果には影響しないと述べた。勝利に必要な最低50%の票を獲得した候補者がいないため、トルコは5月28日に第2回選挙を実施する必要がある。
エルドアン大統領は5月15日、トルコの首都アンカラで支持者らに演説した。写真: AFP
エルドアン大統領は、2月に5万人以上が死亡した地震で最も被害が大きかった地域でも勝利した。これらの地域では、災害に対する政府の対応の遅さに人々が怒りを表明した。エルドアン大統領の右派政党も民族主義者との連立を通じて議会の支配権を維持した。
「絶望しないで。我々は立ち上がり、共に選挙に挑み続ける」とキリクダログル氏は支持者らに語った。
トルコでは5年ごとに選挙が行われます。今年の選挙では、6,500万人以上のトルコ国民が投票資格を有する。 YSKは投票率が88.9%と過去最高を記録したと発表した。
エルドアン大統領(左)とCHPのケマル・キリクダログル候補。写真: CNN
一連の大きな経済的困難に直面しているエルドアン大統領にとって、今年の選挙戦は前例のない課題となる。トルコは過去2年間、生活費危機の渦中にあり、通貨が暴落し、消費者物価が急騰し、エルドアン大統領の主な支持基盤である労働者階級に打撃を与えている。
温厚な物腰の74歳の元政府高官、キリチダログル氏はトルコの低迷する経済を立て直し、民主主義制度を回復させると誓っている。彼は6つの野党政党の選挙連合を代表しており、トルコの野党が単一の候補者のもとに結集するのは初めてである。
ヴー・アン(ロイター通信によると)
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)