ドイツの巨大企業アディダスは30年以上ぶりの年間損失を発表したばかりで、近いうちに中国市場に希望を託すことになるだろう。
アディダスは昨年、1992年以来初めて5800万ユーロ(6340万ドル)の損失を報告した。同社は2022年に2億5400万ユーロ(2億7761万ドル)の純利益を達成した。
ドイツのスポーツウェアメーカーである同社は、2022年10月に人気歌手カニエ・ウェストとの提携を打ち切って以来、事業が低迷している。かつては高い収益性を誇っていた両社のコラボレーションによる「Yeezy」スニーカーラインも、新規生産を停止せざるを得なくなった。
アディダスのCEO、ビョルン・グルデン氏は、残っているYeezyシューズの在庫処分に取り組み、小売業者との関係改善を目指している。同社はローカットスニーカーの人気に乗じてサンバとガゼルの生産を増やし、第4四半期の靴の売上は8%上昇したが、衣料品の売上は13%減少した。
2022年10月25日、米国ニューヨーク州ガーデンシティのアディダス店舗の商品。写真:ロイター
ビョルン・グルデン氏がCEOに就任した最初の1年間、アディダスの株価は回復し、ナイキやプーマを上回った。 「まだ十分ではないが、2023年は年初に予想していたよりも良い結果になった」とグルデン氏は語った。
ユニオン・インベストメントの投資ディレクター、トーマス・ジョーケル氏は、ビョルン・グルデン氏がCEOに就任して以来、アディダスは正しい軌道に乗っていると語った。 「ブランドの注目度が高まっている。値引き販売できる商品が減っていることからもそれがわかる」と評価した。
アディダスは、Yeezyを除く基礎事業が今年改善し、下半期には少なくとも10%成長すると予想している。同社は中国市場がさらに力強く回復し、2023年に8%増となった後、売上高が2桁増加すると予想している。
一方、北米市場は今年も売上が約5%減少し、引き続き弱体化すると予想されている。昨年以来、需要の低下と在庫の増加がここのビジネスに重くのしかかっている。アディダスは北米での売上高が第4四半期に21%減少し、年間では16%減少したと発表した。
フィエンアン(ロイター通信によると)
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