ドイツ人監督のシャビ・アロンソは、レバークーゼンが来シーズンの監督としてのキャリアを積むのに適した環境だと考えており、今夏バイエルンかリバプールに移籍するという噂に終止符を打った。
3月29日、ブンデスリーガ第27節ホッフェンハイム戦前の記者会見で、アロンソはレバークーゼンに留まることを確認し、バイエルンのトーマス・トゥッヘル監督やリバプールのクロップ監督の後任になるという噂を吹き飛ばした。アロンソは、代表戦の休み期間中にサイモン・ロルフスCEOとフェルナンド・カロCEOと会い、自分の決断を伝えたと語った。
スペイン人監督は、レバークーゼンを慎重に分析し、指導者としてのキャリアを発展させ続けるのに適した場所だと考えたと強調した。彼は、困難な時期であっても、チームのメンバー全員から尊敬されており、選手たちの献身、熱意、そして決意を感じていた。 「すべてを総合すると、この重要な決断は正しかったと信じている。私はまだ若いし、時間が経てば分かるだろうが、今は幸せだ」とアロンソは語った。
シャビ・アロンソ監督（右から2番目）とレバークーゼンの選手たちは、3月17日のブンデスリーガ第26節でフライブルクに3-2で勝利した後、観客に感謝の意を表した。写真：ロイター
レバークーゼンは歴史的なシーズンを迎えており、シーズン開始以来40試合無敗で、26節を終えて70ポイントでブンデスリーガの首位をキープし、バイエルンに10ポイント差をつけている。アロンソ監督率いるチームは、ヨーロッパリーグ準々決勝でウェストハムと、ドイツカップ準決勝で２部リーグのフォルトゥナ・デュッセルドルフと対戦する。
バイエルンとリバプールからの関心について問われると、アロンソはこう答えた。「今、他のクラブについて話すのは間違っている。バイエルンとリバプールは私が尊敬するクラブだ。私はそこでプレーしたし、彼らとは強いつながりがあるが、今、彼らについて話すのは間違っている。もっと重要なのは、レバークーゼンは私が正しい場所にいるという信念があり、クラブと選手たちとともに成長し続けたいということだ。」
その後、プレミアリーグ第30節のリバプール対ブライトン戦を前にした記者会見で、クロップ監督はアロンソの決断について質問された。 「若い監督がクラブで活躍しているのだから、同情できる。私も同じことをしたが、後悔したことは一度もない」とドイツ人監督は答えた。 「アロンソはレバークーゼンで素晴らしい仕事をしている。アロンソは来シーズンもチーム全員を残留させることができるが、いつもそうだとは限らない。アロンソの決断は理解できる」
クロップ監督は2008年から2015年までドルトムントを率い、その中でもハイライトとなったのは2010年から2012年にかけての2シーズン連続でのブンデスリーガ優勝だ。また、ブンデスリーガのタイトルをバイエルン以外のクラブが獲得したのは今回が最後となる。 2022年、クロップ監督はドルトムントで働いていたときにバイエルンからアプローチを受けたことを明らかにした。
ホン・デュイ
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