ウクライナ国防省が発表した情報によると、3月30日、ルステム・ウメロフ国防相と米国のロイド・オースティン国防相は、キエフの防空能力を強化する必要性について電話会談を行った。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と米国のアントニー・ブリンケン国務長官(右)、ロイド・オースティン国防長官が2022年にウクライナのキエフで会談した際の様子。(出典:Breaking Defense) |
電話中、ウメロフ氏はオースティン氏に、ロシアがウクライナの都市に対して最近行ったミサイル攻撃の詳細を伝えた。
ウメロフ氏はキエフに追加の防空・ミサイル防衛システムを提供することの重要性を強調した。彼はまた、ウクライナに対する継続的な支援に対してオースティン長官に感謝の意を表した。
これに先立ち、ウメロフ氏はNATO・ウクライナ理事会の緊急会合での演説で、国際社会に対しキエフに追加の防空システムを提供するよう呼びかけた。
3月29日にワシントンポスト紙が掲載したインタビューで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も、キエフがワシントンから約束された軍事援助を受けられなければ、ウクライナ軍は「段階的に」撤退を余儀なくされるだろうと述べた。
ゼレンスキー大統領は、米国の支援がなければ、ウクライナは防空システム、パトリオットミサイル、電子戦用の電波妨害装置、155mm砲弾を保有できないだろうと明言した。これは、ウクライナが軍を撤退させ、「段階的に、一歩一歩」撤退しなければならないことを意味する。
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