(CLO) NATO事務総長マーク・ルッテは、軍事同盟加盟国に対し「戦争に備え」、防衛費を大幅に増額するよう求めた。
同氏はドイツのビルト・アム・ゾンターク紙とのインタビューで、ドナルド・トランプ米大統領の圧力で進展があったにもかかわらず、各国の防衛費は現在の脅威に対処するのにまだ十分ではないと強調した。
「トランプ大統領が前任期中にNATO加盟国に防衛費の増額を求めたことは正しかった。今回の取り組みのおかげで、我々はより多くの投資を行うことができた」とマーク・ルッテ氏は語った。
同氏は、2014年以降、欧州の同盟国とカナダは防衛費に6400億ドル以上を費やしてきたと述べた。トランプ大統領の推進もあり、NATO加盟国の3分の2以上が現在、GDPの2%以上を防衛費に費やしている。
しかし、ルッテ首相はもっと多くの投資が必要だと強調し、「同盟国は今後数カ月で具体的な測定方法を決定するだろうが、一つだけ保証できるのは、投資額は2%よりもはるかに高くなるということだ」と述べた。
NATO事務総長は、ロシアとウクライナの紛争以来、リトアニアに常駐旅団を派遣し、NATO加盟国のどの欧州諸国よりもウクライナに支援を多く提供したことなど、ドイツの努力を称賛した。
しかし、同氏は、ドイツの経済規模を考えると、ドイツはもっと努力する必要があると主張した。「ドイツは有数の兵器企業と革新力を持っているので、生産と国家支出を増やす必要がある。これは必要なことだ」
なぜ国防費を増やす必要があるのかとの質問に対し、ルッテ首相は率直にこう答えた。「我々は戦争に備えなければならない。それが戦争を避ける最善の方法だ。」彼は、ロシアは現在、政府予算の32.5%(GDPの6.31%に相当)を防衛費に費やしているが、NATO諸国はGDPの約2%しか費やしていないと指摘した。
同じ2月2日、英国のスターマー首相も、2月3日の欧州理事会の非公式会合を前にブリュッセルを訪問した際に同様のメッセージを発信した。同氏は、欧州諸国に対し防衛と安全保障の責任分担を強化するよう促すと述べ、EUに対しウクライナへの軍事支援を継続するよう求めた。
カオ・フォン(WELT、Bild am Sonntag、Bloombergによる)
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出典: https://www.congluan.vn/tong-thu-ky-nato-keu-goi-cac-thanh-vien-chuan-bi-cho-chien-tranh-post332908.html
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