(CLO)ドナルド・トランプ米大統領は木曜日、米国がNATOに何らかの支出を行うべきかどうかは分からないと述べた。
トランプ大統領はホワイトハウスで大統領令に署名した後、記者団に対し、NATO加盟国は国防費をGDPの5%に増やす必要があると改めて主張した。これは現在の2%という約束よりはるかに高い額だ。現在、米国を含め、NATO加盟国の中でこの支出水準を満たしている国はない。
NATOのシンボル。写真: CC
「いくら支出すべきかは分からないが、彼らを助けているのは確かだ」とトランプ氏は語った。 「我々は彼らを守っているが、彼らは我々を守ってはくれない。」トランプ氏はこれに先立ち、スイスのダボスで行われた世界経済フォーラムでの演説でも同様の発言をしている。
NATOの2024年の数字によると、米国は現在、NATOの年間予算の15.8%、つまり約35億ドルを拠出しており、これはドイツと同程度の高い水準だ。しかし、軍事費や軍事力展開など米国の間接的な貢献ははるかに大きく、NATOの公式予算には含まれていない。
2023年には米国の国防予算は8,167億ドルに達し、NATO圏全体の軍事費総額の半分以上を占めることになる。
トランプ大統領の強硬な発言にもかかわらず、マルコ・ルビオ米国務長官は水曜日にNATOのマーク・ルッテ事務総長と会談し、同盟に対する米国の関与を再確認した。米国務省の声明によると、両者は防衛力の強化や負担のより公平な分担についても協議した。
NATO当局者やアナリストらは、防衛費をGDPの5%に増やすというトランプ大統領の提案は実行されない可能性が高いとしているが、NATOは支出目標を現在の水準よりも高い水準に引き上げることを検討するかもしれない。
一部のアナリストは、新たな拠出額は現在のGDPの2%ではなく、約3%に設定される可能性があると述べている。しかし、このレベルまで支出を増やすことさえ多くの加盟国にとって大きな課題であり、10年前に2%の目標を掲げたにもかかわらず、8カ国が未だにその目標を達成できていない。
NATOの防衛費増額に関する協議は、特にウクライナ紛争を受けて、ロシアに対する懸念から活発化している。
カオ・フォン(NPR、CNN、タイム紙による)
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出典: https://www.congluan.vn/ong-trump-bo-ngo-kha-nang-chi-tieu-cua-my-cho-nato-trong-tuong-lai-post331799.html
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