英国内務省が最近更新・発表したデータによると、今年初めから1万170人以上の不法移民がイギリス海峡を渡って英国に到着しており、昨年の同時期に比べて35%増加している。さらに、2024年の最初の5か月間で、海路で英国に到着する不法移民の数も過去最高に達した。
7月4日に再選を目指す英国のリシ・スナック首相にとって、この統計はあまり好ましいものではない。不法移民の取り締まりへの決意は、与党保守党のスナック党首が有権者に投票を促すために打ち出している多くの重要な行動計画の一つだ。このことは、スナック氏がルワンダ計画の実施を中止すると発表した後に部分的に明らかになった。
したがって、英国政府は不法移民を取り締まる決意を示すため、選挙日前にルワンダへ不法移民を運ぶ最初の飛行を実施しようとしていると言われている。しかし、スナク氏は最近、再選されれば航空便が運航されるだろうと認めた。観測筋は、スナク首相のこの行動は、首相がこの計画を有権者にとって重要な提案にしたいと考えていることの表れだと指摘している。
ルワンダへの不法移民密輸計画は、これまでに2億4000万ポンド(3億ドル以上)の費用がかかっており、選挙運動中、与党保守党と野党労働党の重要な分水嶺になるとみられている。労働党は、7月上旬の総選挙で勝利した場合、この物議を醸している計画は費用がかかり効果がないとして、廃止すると約束した。英国に入国する不法移民の増加に関する統計は、有権者への約束を守っていない与党とみなす労働党の保守党に対する攻撃の「先鋒」となっている。労働党はまた、小型船での航海で利益を得る人身密輸行為を取り締まることを約束して有権者に訴えた。
英国のデータ分析・市場調査会社ユーゴーが5月25日に発表した世論調査の結果で、野党労働党が保守党を22%リードしていることが明らかになり、総選挙を前にした状況は与党にとってさらに憂慮すべきものとなった。
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出典: https://www.sggp.org.vn/thong-ke-kem-vui-post741873.html
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