JPモルガン・チェース銀行 CEO ジェイミー・ダイモン氏
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、イスラエルによるガザ地区への地上攻撃を受けて、人々は「ここ数十年で最も危険な時代」を生きているかもしれないと警告した。
ガーディアン紙によると、米国最大の銀行が好業績を発表する一方で、ダイモン氏は消費者貯蓄が徐々に減少するにつれて米国の金利がさらに上昇する可能性があると警告した。
同氏は、ウクライナ戦争と先週のハマスによるイスラエルへの攻撃が相まって、エネルギー・食料市場、世界貿易、地政学的関係に広範囲にわたる影響を及ぼす可能性があると述べた。
「これは世界がここ数十年で経験した中で最も危険な時期かもしれない。我々は最善を願う一方で、環境に関係なく顧客に一貫してサービスを提供できるよう、さまざまな結果に備え会社を準備している」と同氏は語った。
同氏は以前、紛争地域にいるJPモルガン・チェースの従業員は安全であると発表していた。 「戦争と流血をもたらした、イスラエルとその国民に対する週末の攻撃は、ひどい悲劇だ」と同氏は従業員に宛てた手紙に記した。
さらに、中東紛争は「地域をはるかに超えた影響を及ぼす」だろうとも付け加えた。
ダイモン氏は10月13日の同行の決算報告と同時に発表した声明で、米国企業と消費者は「総じて健全な状態を維持している」としながらも、米国民が「余剰準備金を取り崩した」と指摘した。
「労働市場が引き続き逼迫していること、そして平時としては過去最大の財政赤字を伴う極めて高い政府債務水準により、インフレが高止まりし、金利がさらに上昇するリスクが高まっている」と同氏は予測した。
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JPモルガン・チェースの第3四半期の純利益は35%増の131億5,000万ドルとなった。同行の収益は22%増の398億7,000万ドルとなった。
ファースト・リパブリック銀行の買収は銀行業界の数週間にわたる混乱の末に破綻し、JPモルガン・チェースの純利息収入は過去最高に達した。
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