株価の高騰により、マーク・ザッカーバーグの純資産はわずか2年で6倍近く増加し、2010億ドルに達した。

ブルームバーグによれば、同氏が2000億ドル以上の資産を保有するのは今回が初めてだという。世界で最も裕福な500人の億万長者のリストでは、メタのボスはイーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ベルナール・アルノーに次ぐ位置にある。

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マーク・ザッカーバーグ氏は、9月25日に米国カリフォルニア州メンロパークで行われたイベントで、拡張現実メガネをかけた。写真:ブルームバーグ

他のテクノロジー界の大物たちの純資産は2024年までに急増するだろうが、ザッカーバーグほどの富豪はいないだろう。たとえば、NvidiaのCEOであるジェンスン・フアン氏の純資産は倍増して1026億ドルになった。

1月1日以降、Meta株が13%上昇したことにより、Meta CEOの資産は734億ドル増加した。この株は先週史上最高値で取引を終え、今年は60%上昇している。

これは、Metaが社名をFacebookからMetaに変更し、仮想空間に多額の投資を行うなど、大きな変化を遂げた後にMetaの株価とザッカーバーグ氏の純資産が急落した2022年とは全く対照的だ。

当時、MetaはTikTokが独占する短編動画市場で足場を見つけるのに苦労していた。現在、投資家らは、同社がオリオン拡張現実メガネへの依存度を高めているため、FacebookからMetaへの方向転換がようやく成果を上げつつあると述べている。

JPモルガンのアナリストによると、過去5年間のハードウェアの改良とAIの進歩を組み合わせたオリオンは、Metaがソーシャルネットワーキング企業から仮想空間企業へと転換することを示すものだという。

メタは2022年から数万人の従業員を解雇し、全世界の従業員数を25%削減する予定だ。フェイスブックの親会社は、500億ドルの自社株買いプログラムや初の配当など、株価上昇のためのさまざまな措置を講じている。

同グループはデータセンターやコンピューティング能力に多額の投資をすることでAIの波に乗り遅れないようにしており、ザッカーバーグ氏は業界をリードする地位を築こうとしている。 Metaは最近、AIコンテンツクリエイターへのさらなる投資を発表した。

それに伴い、ザッカーバーグ氏の世間のイメージは2年前と比べて180度変わった。かつては生粋の技術者と思われていた40歳のCEOは、サーフィンや格闘技といったスポーツを始めました。彼は最近、自宅の庭に妻の像を建てて「騒ぎを巻き起こした」。

(ブルームバーグによると)