ブルガリア国営ラジオは12月22日、オランダ議会がブルガリアのシェンゲン自由渡航圏への加盟に賛成票を投じたと報じた。
オランダ議会はブルガリアがシェンゲン自由旅行圏に加盟することを可決した。 (出典: etias.com) |
同局によると、かつてマルク・ルッテ首相が率いていた自由民主人民党は、ブルガリアがシェンゲン協定に正式に加盟することに賛成票を投じたという。
一方、自由党は棄権した。ブルガリアは現在、ソフィアのシェンゲン協定加盟をまだ承認していない唯一の国であるオーストリアとの交渉を続けている。
関連する別の動きとして、ブルガリアのニコライ・デンコフ首相は、ブルガリアがシェンゲン協定に加盟することに「ゴーサイン」を出すというオランダの決定により、オーストリアとの交渉においてソフィアが有利な立場に立つことになったと強調した。
「協議は継続中で、深刻な移民問題を抱えるオーストリアの懸念を考慮した形で結論が出るだろう」と彼は語った。
シェンゲン協定の自由旅行エリアには、欧州連合(EU)加盟国27か国のうち23か国に加え、スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインが含まれる。
これまでのところ、オランダとオーストリアは、シェンゲン圏が拡大すれば難民の流入が増加する可能性があるとの懸念から、ブルガリアのシェンゲン加盟の試みを阻止している。
欧州メディアは、オランダのエリック・ファン・デル・ブルグ法務副大臣が、オランダ政府は国境管理を強化し、不法移民と戦うことで「ブルガリアがシェンゲン協定加盟の条件を満たしているとの結論に達した」と述べたと報じた。しかし、ファン・デル・バーグ氏はブルガリアは「国境強化に向けた努力を継続しなければならない」と付け加えた。
[広告2]
ソース
コメント (0)