2月26日、ブルガリア憲法裁判所は同国の中央選挙管理委員会(CEC)に対し、2024年10月27日に実施される議会選挙の票を再集計するよう命じた。
この決定は、2024年11月初旬に始まった選挙不正疑惑に関する裁判所の調査を受けて下された。
憲法裁判所によると、調査の結果、全国1万2920か所の投票所のうち1768か所で行われた投票の46.75%に、候補者名簿に割り当てられた投票数と一致しないなど、数々の不一致があるなど不正があったことが判明した。
これらの違反により、裁判所は中央選挙委員会に、投票総数を確定し、どの政党と連合が議会入りに必要な最低4%の基準を満たしたかを再評価し、議席の割り当てを確認するよう命じた。
裁判所はまた、再集計によって議会の構成が変わるかどうかも検討するよう求めた。
2024年10月30日に中央選挙委員会が発表した最終結果によると、議会に議席を持つ政党と連合は8つあるが、偉大党はわずか21票差で4%の基準に届かなかった。
1月16日、ブルガリア議会は、GERB-UDF党が指名したローゼン・ジェリャズコフ氏が率いる連立政権を、国会議員240名中125名の支持を得て承認した。
ブルガリアは2024年10月27日に前倒しの議会選挙を実施した。これは、欧州連合(EU)加盟国であるブルガリアにおける経済改革プロセスの遅れを引き起こしている長期にわたる政治的行き詰まりの状況下での、過去4年間で7回目の議会選挙である。
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