ミャンマーの反政府勢力は同国北東部で反政府攻撃を開始し、さらにいくつかの拠点を制圧した。
地元メディアは、タアン民族解放軍(TNLA)が本日、シャン州最大の町でミャンマー北東部の軍司令部があるラショー近郊にある親ミャンマー軍民兵の前哨基地2か所をさらに制圧したと報じた。
ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)は東部の拠点3カ所も制圧したと発表した。
反政府勢力MNDAA、TNLA、アラカン軍(AA)で構成される同胞団は、これまでに数十の拠点と4つの町を制圧し、中国への主要貿易ルートを遮断したとしている。
ミサイルは10月28日、ミャンマー北部シャン州ラショーの軍事基地から発射された。写真: AFP
ミャンマーの軍事政権は今日の衝突についてコメントしていない。しかし、11月2日、同胞団の広報担当者は、シャン州のいくつかの町を制圧したとする同胞団同盟の主張を否定した。
政府は本日、隣国カチン州を拠点とする反政府勢力カチン独立軍(KIA)がミャンマー軍への攻撃に加わったと発表した。ミャンマー政府は対応すると表明した。
地元メディアによると、ミャンマー軍はKIAの本部がある中国国境近くのライザの町を砲撃したという。
ミャンマーの国境地域には10以上の反政府勢力が拠点を置いており、その一部は自治権と天然資源の支配を求めて数十年にわたり軍と戦ってきた。この地域では反政府勢力と軍事寄りの民兵組織との衝突も発生している。
10月27日、同胞同盟は1027作戦を開始し、シャン州とカチン州のミャンマー軍基地を次々と攻撃した。これは2021年のクーデター以来、ミャンマーの軍事政権に対する反政府勢力による最大の攻撃とみられている。
ミャンマーのラショー町とシャン州の位置。グラフィック:クライシスグループ
ミャンマー軍は11月2日、反政府勢力との数日間の衝突の後、中国雲南省との国境にある戦略的な都市チンシュエホーの支配権を失ったと発表した。
中国は同日、北京の野心的な一帯一路構想に基づく数十億ドル規模の鉄道計画の一部であるシャン州での即時停戦を求めた。
タン・タム( AFP通信による)
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