ニジェールの軍事政権は、追放されたモハメド・バズーム大統領を「反逆罪」と「国の安全保障を損なった罪」で起訴すると発表した。
「ニジェール政府は、退位した大統領と国内外の共犯者を、国家反逆罪とニジェール内外の治安妨害罪で国内外の管轄機関に訴追するための証拠を収集した」と、ニジェール軍事政権を代表するアマドゥ・アブドラマネ大佐は8月13日夜、テレビ声明で述べた。
アブドラマネ大佐はまた、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)がニジェールに課した制裁措置を「違法、非人道的、屈辱的」と呼び、人々が医薬品、食料、電力を奪われていると付け加えた。
2022年5月、ニアメでのニジェールのモハメド・バズーム大統領 写真: AFP
これに先立ち、ニジェールの軍事政権は、同国を訪問中のビクトリア・ヌーランド米国務副長官に対し、軍が介入すればバズーム大統領を殺害する可能性があると伝えたと伝えられている。
7月26日、アブドゥラハマネ・ティアニ将軍の指揮下にあるニジェール大統領警護隊がクーデターを起こし、バズーム大統領を打倒した。当時、ティアニ将軍が軍事政権を率いていた。
クーデター派は8月10日、首相と大臣を任命し、新政府の樹立を発表した。クーデターを主導した二人の将軍、サリフ・モディとモハメド・トゥンバは国防大臣と内務大臣に任命された。
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は8月10日、ニジェールの憲法秩序を回復するため、同連合の常設部隊を発動し、おそらくは同国に派遣することを決定した。同連合はまた、バズーム氏への権力回復のプロセスを妨害する個人に対して制裁、渡航禁止、資産凍結を課すことを約束した。
7月下旬のクーデター以降、追放されたニジェール大統領は公の場に姿を見せていない。彼が所属するPNDS-タライヤ党は、彼と家族は電気も水道もなく、食糧も不足する生活を送っていると語った。
しかし、バズーム大統領の補佐官は8月12日、大統領は医師の診察を受け、食料も供給されており、健康状態は依然として安定していると述べた。
ヴー・ホアン( AFP、ロイター通信による)
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