ロシアのVNA特派員によると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月17日、サンクトペテルブルクで、アフリカ大陸7カ国の代表を含むアフリカの高官外交団とウクライナ紛争の解決について協議した。
会合で、アフリカの外交代表団はロシアとウクライナに対し、紛争を早期に終わらせるために交渉のテーブルに着くよう呼びかけ、アフリカは和平プロセスの仲介者になりたいとしている。
2023年2月20日、ウクライナのハリコフ地方サルティウカにある紛争中に破壊されたアパート。 (写真:AFP/VNA)
アフリカ代表団は、各国の意見に耳を傾けることなど10の主要点に焦点を当てた和平計画を提案した。できるだけ早く外交交渉を開始する。双方から紛争の緩和を開始する。国連憲章に従って国家および民族の主権を確保する。すべての国の安全を確保する;両国からの穀物と肥料の輸送を確保する。戦争の犠牲者となった人々への人道支援。捕虜交換と子どもの送還の問題を解決する;戦後復興と戦争被害者への援助;アフリカ諸国とのより緊密な協力。
一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、モスクワは当事者の正当な利益を考慮しつつ、正義の原則に基づき平和を望むすべての人々と建設的な対話を行う用意があり、ウクライナ問題解決に関するアフリカ諸国からのあらゆる提案を検討すると明言した。
ロシア大統領はまた、ウクライナ情勢に対するアフリカ連合指導部のバランスの取れたアプローチを評価した。
会談後、アフリカ代表団の和平計画についてコメントしたロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、世界に二重基準があってはならないという原則的なアプローチをモスクワは支持すると明言した。国連憲章の原則が尊重され、実施される。一方的な制裁は行わない。他の国の安全を犠牲にして一国の安全を確保しようとする試みはない。セキュリティは地球規模で分割不可能なものです。
一方、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、ウクライナ和平構想の条項の全てがモスクワの立場と同じではないものの、ロシア大統領とアフリカ諸国の代表者との間でさらなる接触が行われるだろうと述べた。
アフリカの高官級外交代表団は、穀物価格の高騰などウクライナ紛争で大きな被害を受けたアフリカ大陸の声を交渉のテーブルに持ち込むことを期待して、6月16日にキエフに到着した。
その後、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領、セネガルのマッキー・サル大統領、ザンビアのハカインデ・ヒチレマ大統領、アフリカ連合のトップでもあるコモロのアザリ・アスマニ大統領を含む代表団は6月17日にウクライナからロシアへ移動した。
さらに、ウガンダ、エジプト、コンゴ共和国も高官を派遣してツアーに参加させた。
(出典:vietnamplus)
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