ロシア大統領は、アレクセイ・ナワリヌイ氏の釈放で合意したと明らかにしたが、野党政治家の同氏は「残念ながら先月亡くなった」。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3月18日、モスクワで行われた記者会見で、2月にIK-3刑務所で死亡する前の野党政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏の釈放に向けた水面下の交渉について問われ、「提案者の話が終わる前に、私はその提案に同意した」と述べた。
プーチン大統領は、ロシア当局者が、海外で拘束されている国民数名と引き換えに、ナワリヌイ氏を含むロシア国内の囚人数名を釈放する計画を彼に提示したことを明らかにした。ロシア大統領は、自分が求めた唯一の条件は、釈放後もナワリヌイ氏が西側諸国に留まり、「決して戻らない」ことだと述べた。
プーチン大統領は「ナワリヌイ氏の死は残念な出来事だ」と述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3月18日にモスクワで記者会見を行った。写真: AFP
ロシアの指導者が、アレクセイ・ナワリヌイ氏をめぐる捕虜交換交渉の失敗を認めたのは今回が初めてだ。
ロイター通信は以前、この件に詳しい情報筋の話として、ロシアは野党政治家のアレクセイ・ナワリヌイ氏がシベリアのIK-3刑務所で死亡する数日前に、同氏を含む西側諸国との囚人交換に合意したと報じていた。 CNNはまた、外交筋の話として、ロシアの億万長者ロマン・アブラモビッチ氏と元米国務長官ヒラリー・クリントン氏も交渉に参加したと報じた。
アレクセイ・ナワリヌイ氏は2月15日、ヤマロ・ネネツク州ハルプ刑務所からビデオに登場し、モスクワでの法廷審問に出席した。写真: AP
2月16日、IK-3刑務所当局は、ナワリヌイ氏が「散歩中に気分が悪くなった」後に突然死亡したと発表した。
元弁護士のナワリヌイ氏は、2019年から2021年まで野党ロシア人民連合党の党首を務め、繰り返し反政府抗議活動を主導してきた。彼は2021年1月にモスクワで逮捕され、過激主義への参加などの罪で合計約30年の懲役刑を宣告され、2023年末にIK-3に移送された。
タン・ダン( TASS、RT、ロイター通信による)
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