トルコのエルドアン大統領は、ネタニヤフ首相が地域の緊張を引き起こし、イランにイスラエル領を攻撃させた張本人であると非難した。
「4月13日夜の緊迫した展開の主たる責任者はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とその政府だ」とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は4月16日、イランによる無人機とミサイルによるイスラエル領への攻撃に言及してテレビで語った。
「イスラエルの厚かましい行動に対して何カ月も沈黙していた人々は、イランの対応を直ちに非難したが、真っ先に非難されるべきはネタニヤフ氏だ」とエルドアン大統領は付け加えた。
トルコの指導者によると、イスラエルは地域紛争を煽ろうとしており、4月1日のダマスカスのイラン領事館への空爆は国際法に違反しており、イランに行動を強いる「最後の一撃」となったという。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は4月16日、首都アンカラで閣議後に演説した。写真: AFP
同氏は、ガザでの「残虐行為と大量虐殺」が続く限り、この地域で新たな紛争が起こる可能性もあると付け加えた。同氏はまた、多数の死者を出したシリアのイラン領事館への空爆の後、イランの攻撃を非難しながらも声を上げなかった西側諸国を批判した。
イスラエルはエルドアン大統領の発言についてコメントしていない。トルコ大統領はイスラエルとその指導者を頻繁に批判している。
4月1日にシリアのイラン領事館が攻撃され、イラン革命防衛隊(IRGC)の隊員7人を含む13人が死亡した後、イランとイスラエルの間の緊張が高まった。イランはイスラエルが攻撃の背後にいると非難したが、テルアビブはコメントしなかった。
これに応じて、IRGCは4月13日夜から4月14日早朝にかけて、イスラエル国内の多数の標的に向けて300機以上の無人機とミサイルを発射した。この攻撃はイスラエルにほとんど被害を与えなかったと考えられている。米国、英国、フランス、ヨルダンの支援を受けたアイアンドーム防衛システムが、イランが発射した弾丸の99%を迎撃したためだ。
トルコ外務省は4月14日、中東での「緊張激化の停止」を求め、こうした動きは地域戦争につながる恐れがあると述べた。
フイエン・レ( AFP 、ロイター通信による)
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