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AeroHTのX2空飛ぶ車が6月16日に北京上空を飛行。写真:配布資料

小鵬の子会社であるAeroHTが製造した空飛ぶ車が6月16日に北京大興国際空港から離陸し、商業化に近づいた。 X2空飛ぶ車は、同日開幕し6月20日まで開催される中国廊坊国際経済貿易博覧会で展示された。

エアロHTは4月、空飛ぶ車の商用化に向けた準備を開始し、今年第4四半期から注文を受け付ける予定であると発表したが、価格については明らかにしなかった。

高度3000メートル以下でドローンや有人航空機を運用するビジネスを含む中国の「低高度経済」は、中央政府がこの新興分野を促進するための政策と規制を導入して以来、2021年以降増加傾向にある。 4月に発表された公式データによると、26の省政府が今年、低所得者層向け経済計画を発表した。

北京は3月に低高度経済区の詳細な計画を発表した。この計画では、緊急救助、物流・配送、文化観光、通勤などのシナリオを網羅し、2027年までに近隣地域を結ぶ3つの主要航空路を確立する計画となっている。

中国工業情報化省傘下の中国情報産業発展センターの報告書によると、中国のローエンド市場は2023年の5060億元から2026年までに1兆元(1380億ドル)を超えると予想されている。

AeroHTは2013年に空飛ぶ車の開発を開始し、広州に研究センターと試験施設を設立したほか、深センと上海にも研究所を設立した。

X2は2022年10月にドバイで初の公開飛行を完了した。国内では、AeroHTは浙江吉利の子会社であるAerofugiaや、先月中東初の自動旅客飛行を成功させたEhangなどの企業と競合している。

中国航空工業集団の科学技術委員会の副委員長である呉希明氏によると、低高度経済は形になり始めているものの、インフラの未整備と業界全体の基準の欠如が中国の大規模な商業展開を妨げているという。

(サウスカロライナ州立大学モーニングサーキット通信によると)