ファールス通信は、イラン中南部ケルマーン市の墓地で2回連続の爆発があり、86人が死亡、少なくとも170人が負傷したと報じた。この墓地では、イスラム革命防衛隊(IRGC)の上級司令官、カセム・ソレイマニ少将の追悼式が行われていた。
イラン緊急サービスの広報担当者ババク・イェクタ・パラスト氏は、救助活動はまだ終わっていないため、死者数は増え続ける可能性があると述べた。
カセム・ソレイマニ将軍の追悼式は、攻撃により250人以上の死傷者が出た惨事と化した。 (写真:ファルスニュース)
目撃者によると、多くの救急車が墓地に向かった。そこには、カセム・ソレイマニ将軍の死去4周年を記念して何百人ものイラン人が集まっていた。
イランメディアは、爆発が10分間隔で発生したことから、これは標的を定めたテロ攻撃である可能性が高いとケルマーン州当局者が述べたと報じた。
IRINNニュースサイトによると、追悼式が行われていた墓地から約1キロ離れたトンネルで2回の爆発が発生した。負傷者のほとんどは爆発発生時に集まった群衆とパニックによるものだった。
革命防衛隊のコッズ特殊部隊の司令官、カセム・ソレイマニ少将は、2020年1月3日、イラクのバグダッド国際空港で車列への空爆により死亡した。
ドナルド・トランプ前米大統領の政権は後に、イラクの米軍基地を狙った一連の攻撃への報復として、この攻撃の背後にいたことを認めた。米国の諜報機関は、親イラン勢力が攻撃を実行したと考えている。
数日後、イランはイラク国内の米軍と連合軍の基地にミサイルを発射して応戦した。米軍によれば、米軍兵士の死者は出なかったが、数十人が脳損傷を負った。
2023年5月の裁判で、イランの裁判所は、ソレイマニ将軍の暗殺に関連して、トランプ前大統領、米国政府、マイク・ポンペオ前国務長官、マーク・エスパー前国防長官を含む42人の個人と法人に有罪判決を下した。
裁判所はまた、3,300人以上のイラン人が起こした訴訟を受けて、米国政府に「物質的、精神的、懲罰的損害賠償」として497億ドルを支払うよう命じた。
トラ・カーン(出典:ファールスニュース、RT)
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