アメリカの新興企業ハーメウスは3月28日、アトランタの工場で新型高速無人ジェット機の試作機「クォーターホースMk1」を発表した。
ハーメウス・クォーターホースMk1航空機。写真: X/Hermuscorp
ハーメウス社によれば、クォーターホース Mk1 は同社の長期目標である、初の再利用可能な極超音速(音速の 5 倍の速さ)航空機の建造に向けた一歩だという。
クォーターホース Mk1 は、ハーメウス社が製造した最初の航空機として空を飛ぶことになる。高速離着陸能力をテストする試験飛行が今年後半にエドワーズ空軍基地で行われる予定だ。同社は国防イノベーションユニット(DIU)と協力し、この航空機のプロトタイプを通じて高速移動性を実証している。
Mk1は、2026年までに再利用可能な近極超音速飛行を実現することを目標にハーメウスが開発している高速テストプラットフォームであるクォーターホース航空機の2番目のバージョンです。同社は昨年、以前のバージョンであるクォーターホースMk0を使用して地上テストを実施しました。
Hermeus の創設者兼 CEO である AJ Piplica 氏によると、Mk1 の設計と構築には 204 日かかったそうです。ピプリカ氏は、次期バージョンのクォーターホースMk2も発売される予定だと語った。同氏によれば、さらに高速なエンジンを搭載し、マッハ2.5以上(音速の2.5倍)の速度に達するという。 Mk2はプラット・アンド・ホイットニーF100エンジンを搭載し、2025年までに超音速で飛行する予定だ。
ハーメウス社はまた、ダークホースとハルシオンという2機の大型極超音速航空機も開発している。 Darkhorse は防衛目的の多目的ドローンです。一方、ハルシオンは旅客機で、ニューヨーク・ロンドン間をわずか90分で飛行できると予想されている。
ピプリカ氏はまた、商業的に開発されたエンジン「キメラ」の後継機が予想よりも早く発売される予定だと述べた。ハーメウス社によれば、キメラは最初のクォーターホース航空機に搭載され、その大型の後継機であるキメラ II はダークホース航空機に搭載される予定である。
Thu Thao ( Interesting Engineeringによると)
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