王毅外相は日曜(1月14日)、カイロでエジプトのサメハ・シュクリ外相と行った記者会見で、「1967年の国境に沿って、東エルサレムを首都とする独立した完全な主権を持つパレスチナ国家を断固として樹立する必要がある」と述べた。
さらに、両外相は共同声明を発表し、100日間にわたるイスラエルとハマスの紛争で数千人の死者が出ているガザ地区における「民間人と民間施設を標的としたあらゆる暴力と殺害」の即時停止を求めた。
中国の王毅外相(左)とエジプトのサメハ・シュクリ外相が日曜日、エジプトのカイロで会談した。写真:ロイター
両外相は「占領を終わらせ、独立したパレスチナ国家を樹立することで、パレスチナ問題に対する公正かつ包括的で永続的な解決策を見つけるための国際平和サミット」の開催を呼び掛けた。
新華社によると、王毅氏はエジプトのアブドルファッターフ・エルシーシ大統領とこの紛争についてさらに協議した。双方は、紛争の拡大を防ぐためにできるだけ早く停戦に達するべきだということで合意した。
これはガザ地区の紛争解決に貢献するための中国の最新の動きである。王毅氏によれば、北京は上記の平和会議の開催に加え、両当事者が二国家解決案を実施するための具体的な時間枠を打ち出すことも望んでいるという。
王毅外相は月曜日(1月15日)に、中国はガザ地区の住民に第3回目の緊急人道支援を行うことを決定したと述べ、国際社会は紛争地帯の国々の正当な懸念に耳を傾けるべきであり、「ガザ地区の将来の統治は二国家解決に向けた重要な一歩となるはずだ」と付け加えた。
中国外相は現在、エジプト、チュニジア、トーゴ、コートジボワールを訪問しており、1月18日に終了する予定だ。
エジプトのサメハ・シュクリ外相と中国の王毅外相は日曜日、エジプトのカイロで記者会見を行った。写真:ロイター
これに先立ち、中国の習近平国家主席もガザ地区の紛争を解決するため国際平和会議の開催を呼び掛けた。歴史的に、中国はパレスチナ人に対して善意を示し、イスラエルとパレスチナの紛争に対する二国家解決を支持してきた。
ハマスが支配するガザ地区の保健当局によれば、これまでに少なくとも2万3968人のパレスチナ人が戦闘で死亡しており、そのほとんどは女性と子どもだという。
ガザ地区とヨルダン川西岸地区はイスラエル領土によって隔てられている。 1967年の六日間戦争(アラブ・イスラエル戦争としても知られる)では両地域ともイスラエルに占領されたが、イスラエルは2005年に一方的に軍隊と最後の入植者をガザから撤退させた。
ホアイ・フオン(ロイター、サウスカロライナ州立大学通信)
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