オデッサ、キエフが夜間に大規模攻撃を受ける
ロイター通信によると、ウクライナ軍は9月6日、ロシアが同日早朝に首都キエフと南部オデッサ州への空爆を開始したと発表した。オデッサでの約3時間にわたる攻撃により、多くの港湾施設や農業施設が損壊し、ドナウ川沿いにあるウクライナの主要穀物輸出センターであるイズマイールでは数件の火災が発生した。この攻撃で地元の農業会社の従業員が死亡した。

消防士たちがオデッサの無人機攻撃現場で活動している。
キエフでの攻撃現場
キエフでは夜明け前のミサイル攻撃で死傷者は出なかったが、落下した破片により複数の建物、車、医療施設や警察署の窓が破壊された。
ウクライナ空軍は、ロシアが一夜にしてイラン製のシャヘド無人航空機(UAV)25機、巡航ミサイル7発、イスカンデル弾道ミサイル1発を含む33発の兵器を発射したと発表した。ウクライナの防空システムは23の標的を破壊した。
ロシアはまだコメントしていない。
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ロシアは戦術的撤退を認める
ザポリージャ県(ウクライナ領だがロシアが昨年併合)のロシア任命高官エフゲニー・バリツキー氏は、キエフがロボトイン村の奪還を宣言してから1週間以上経ってから、ロシア軍がロボトイン村から撤退したことを認めた。
「ロシア軍は、平らにされた場所で持ちこたえるのは無理だとして、入植地戦術を放棄した。そのため、ロシア軍は丘陵地帯に移動した」と、ロイター通信はバリツキー氏がロシアのRBCに語ったと伝えた。
ウクライナは8月28日にロボタインの奪還を発表したが、ロシアはまだこれを公式に認めていない。ロシア国防省は9月5日の状況報告で、同国軍が村の近くでウクライナ軍の攻撃を2回撃退したと発表した。
TASSやRTなどの一部のメディアは、ウクライナのチャレンジャー2戦車がロボタイン近郊で破壊されたとのみ報じた。
ウクライナで最初のチャレンジャー2戦車が破壊される
英国のグラント・シャップス国防長官は9月6日、これが英国がウクライナに供給したチャレンジャー2号機の中で戦争中に破壊された最初の機体であることを確認した。 「我々はウクライナにチャレンジャー2戦車14両を寄贈した。戦争地帯では物質的な損失が出ることは承知している」とシャップス氏はスカイニュースに語った。
一方、ウクライナ陸軍司令官オレクサンドル・シルシキーは9月6日、東部戦線の状況は依然として困難であり、兵士の主な任務はクピャンスク(ハルキウ州)とリマン(ドネツィク州)の防衛と陣地を確保することだと述べた。
9月6日、米国のアントニー・ブリンケン国務長官が予告なしにキエフに到着し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領やドミトロ・クレーバ外相を含むウクライナの指導者らと会談する予定である。
CNNは米国務省高官の発言を引用し、ブリンケン国務長官がウクライナ向けに10億ドル以上の新たな支援策を発表すると述べた。昨年ロシアとウクライナの紛争が勃発して以来、この外交官の訪問は4回目となる。
キエフ行きの列車に乗ったアントニー・ブリンケン国務長官
9月6日、キエフの墓地にいるアントニー・ブリンケン国務長官とドミトロ・クレーバ外相。
この訪問は、ウクライナの反撃が4か月目に入ったときに行われた。ゆっくりとした進展と当初の失望の時期を経て、ウクライナ当局は最近、ある程度の成功を主張している。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、この訪問についてコメントし、米国がウクライナに軍事資金を提供し、「最後のウクライナ人まで」戦う計画であることは明らかだと述べた。 「特別軍事作戦の進行には影響しないだろう」とペスコフ氏は述べた。
同日、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相はキエフを訪問し、ウクライナ議会で演説を行った。先月、デンマークはウクライナにF-16戦闘機19機を供給することを約束した。
米国:北朝鮮がロシアに武器を供給すれば「代償を払わなければならない」
米国が北朝鮮に警告
ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官は9月5日、北朝鮮がウクライナで使用するためにロシアに武器を提供した場合、代償を払うことになるだろうと警告した。
ロシアが爆撃機にタイヤを装着
衛星画像によると、ロシアはおそらくドローンやミサイルによる攻撃を避けるために軍用機にタイヤを取り付けている可能性がある。
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