ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は、たとえ公式招待を受けたとしても、スイス主催のウクライナ紛争に関する和平会議にモスクワは参加する意向はないと述べた。
この公式反応は、中国とスイスがロシアを協議に参加させるよう努力しているとの最近のメディア報道を受けて出されたものだ。先月、スイスは夏に平和サミットを主催する計画を発表した。具体的な日程はまだ決まっておらず、参加国のリストも明らかにされていない。しかし、ウクライナは、ロシアが一連の前提条件に同意した場合にのみ招待できると主張している。
ロシア・トゥデイによると、マリア・ザハロワ氏は、このフォーラムは「ゼレンスキー(ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領)の和平方式」の推進のみに充てられるだろうと非難した。ザハロワ氏は、ゼレンスキー氏の計画には、ロシア軍を1991年のウクライナ国境まで撤退させ、モスクワに責任を負わせて賠償金を払わせることや、食糧、原子力安全、エネルギー、環境、人道問題に関する条項など、非現実的な条項が数多く含まれていると説明した。
ザハロワ氏によれば、キエフの基本的な要求は変わっておらず、ロシアの正当な利益は無視されているという。 「したがって、今度の会議は、信用を失い行き詰まった古い和平交渉の継続となる」とマリア・ザハロワ氏は述べた。
ロシア外務省報道官は、モスクワは「スイスが様々な平和維持活動のプラットフォームとして機能することはほとんど不可能だ。なぜなら、そのためにはベルンが失った中立的立場が必要だからだ」と確信していると主張した。
モスクワとキエフの和平交渉は2022年春に予定されていたが、双方が非現実的な要求をしているとして非難し合い決裂した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、同年3月にイスタンブールで行われた会談で、ウクライナ代表団は当初ロシア側の条件の一部に同意したが、その後突然合意を放棄したと述べた。クレムリンは、引き続き有意義な協議に応じると繰り返し強調し、外交上の進展がないことについてウクライナ当局を非難した。
カーン・ミン
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