ロシア、西側諸国がセルビアに「最後通牒」を発したと主張

ロシアは、西側諸国がセルビアに「最後通牒」を発し、ベオグラードに「モスクワ以外の側」を選ばせようとしていると考えている。

「西側は当初セルビアに条件を設定し、セルビア国民の利益に沿って異なる発展の道を調和的に組み合わせるのではなく、西側を選ぶかロシアを選ぶかという難しい選択を強いた」とロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は本日述べた。

ザハロワ氏は、西側諸国の最近の発言はセルビアに対して「ロシアでない限り、好きな側を選んでください」という最後通牒を発しているようだと述べた。ザハロワ氏によれば、ウクライナもセルビアと同様に「我々を選ぶか、彼らを選ぶか」という状況にあったが、当時の警告はすべて無視されたという。

セルビア当局はこの情報についてコメントしていない。

ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏（4月4日、モスクワ）写真： AFP

ロシアと良好な関係にあるセルビアでは、野党が与党セルビア進歩党（SNS）が12月17日の議会選挙で不正を働いたと非難したことを受けて、反政府デモが起こっている。SNSは親欧州連合のセルビア反暴力同盟（SPN）に勝利した。

セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は不正投票を否定し、抗議活動は西側諸国の支援を受けていると述べた。ヴチッチ氏によれば、西側諸国がヴチッチ氏を排除したいのは、ヴチッチ氏とロシアとの親密な関係と、セルビアがコソボの領有権を主張しているためだという。分離独立地域であるコソボは2008年に独立を宣言したが、セルビアはそれを承認しなかった。

クレムリンはセルビアの選挙結果を歓迎した。クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏も12月25日、セルビア国内の外国支援勢力が騒乱を煽ろうとしていると述べた。これに先立ち、セルビアのアナ・ブルナビス首相は、ベオグラードで「カラー革命」スタイルの抗議活動が勃発する前に、ロシアの治安当局が同国に警告していたことを確認した。

ヌー・タム（ TASS、ロイター通信による）

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