ロシアとカザフスタン、70年で最悪の洪水で10万人以上が避難

VnExpressVnExpress10/04/2024

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ロシアとカザフスタンの当局は、過去70年間で最悪の洪水のため、ウラル川とトボル川沿いの地域に住む10万人以上の住民に避難を命じた。

氷が溶けたことにより、ウラル山脈、ロシアのシベリア、カザフスタンの多くの人口密集地域、特にウラル川とトボル川沿いで川の水位が上昇した。

4月9日夜、人口約55万人のロシアの都市オレンブルクの当局は、ウラル川の水位が危険水位の9.3メートルを超えて9.31メートルに達したことを記録した。オレンブルクのデニス・パスラー知事は浸水地域の住民に直ちに避難するよう呼びかけた。

トボル川沿いにあるクルガン市の当局は拡声器で住民に避難を警告した。ロシア当局は、クルガン地域の約1万9000人が危険地域に住んでいると推定している。

ロシアの都市を洪水が襲う

ウラル川の水位が上昇し、ロシアの都市オレンブルクが洪水に見舞われ、道路や低地が水没した。ビデオ: RIAノーボスチ

クルガン知事のヴァディム・シュムコフ氏は、一部の住民が財産を残したくないために避難命令に従わなかったことに懸念を表明した。彼は事態の深刻さを強調し、人々に警告に従うよう求めた。

西シベリアのチュメニ地方は非常事態を宣言した。アレクサンダー・クレンコフ非常事態大臣は洪水被害を視察するためにこの地域を訪問した。地元当局は、洪水は少なくとも今後3日間は上昇を続け、今後4月末まで状況はより複雑化するだろうと警告した。

4月8日、ロシアのオレンブルク州オルスクの洪水地域から救助隊が人々を避難させている。写真:AFP

4月8日、ロシアのオレンブルク州オルスクの洪水地域から救助隊が人々を避難させている。写真: AFP

クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は4月9日、大量の溶けた氷水が川に流れ込むため、今後数日間のロシアのクルガン県とチュメニ県の状況は極めて困難になるだろうとコメントした。

同氏は、プーチン大統領がチュメニ州とクルガン州の知事に対し、水位上昇のシナリオに備えるよう命じたと述べた。ペスコフ氏は、プーチン大統領が現在のところ洪水被害地域を訪問する予定はないと付け加えた。

カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領は、同国がロシア国境付近にありロシアからの支流が流れる深刻な被害地域から約8万6000人を避難させたと述べた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談で、彼は今回の洪水がカザフスタンにとって過去80年間で最も深刻なものだと語った。

チュメニとクルガンの位置。グラフィック: worldclimateguide

チュメニとクルガンの位置。グラフィック: worldclimateguide

タン・ダンロイター通信による)


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