RTは、ロシアのプーチン大統領が米国とのウクライナ紛争を「凍結」することを提案したという情報は真実ではないと、クレムリン報道官のドミトリー・ペスコフ氏が述べたと報じた。
これに先立ち、ロイター通信は2月13日、ロシアのプーチン大統領が外交仲介ルートを通じてワシントンに「紛争を凍結するためウクライナでの停戦」を提案したと独自の情報筋から伝えた。この情報筋によると、米国側はこの提案を拒否したという。
また、ペスコフ氏によれば、ロイターが公表した情報は「真実ではない、これは偽りである」とのことだ。
クレムリン報道官によれば、ロシアのプーチン大統領は米国とのウクライナ紛争を「凍結」するといういかなる提案も行ったことがないという。 (写真:ロイター)
ペスコフ氏によると、モスクワとキエフの交渉が実現すれば、ウクライナ側は2023年夏の反撃作戦の失敗後の戦場の現実を受け入れざるを得なくなるだろう。
プーチン大統領は先週、米国人ジャーナリストのタッカー・カールソン氏とのインタビューで、ロシアは「さまざまな機関を通じて」米国と接触を保っていると述べた。
アメリカ人ジャーナリストのカールソン氏は、プーチン大統領は紛争を早く終わらせたいと考えているが、戦争が長引けば長引くほど交渉の扉は狭まると述べた。
ロシアの指導者によると、モスクワはワシントンに対し、「西側諸国が本当に紛争を止めたいのであれば、ウクライナへの武器供給を止める必要がある」と繰り返し伝えてきたという。
プーチン大統領は、西側諸国がウクライナへの援助を停止すれば、紛争は「数週間以内に終わるだろう」と強調した。
プーチン大統領はまた、ロシアはウクライナとの交渉の用意があると改めて述べたが、そのためにはウォロディミー・ゼレンスキー大統領が少なくともモスクワとの交渉を禁止する法令を撤回する必要がある。
ゼレンスキー氏は先月ダボスで開催された世界経済フォーラムでの演説で、西側同盟国に対しロシアとの停戦を仲介しようとしないよう警告した。
ゼレンスキー氏は「いかなる停戦も紛争の再発を防ぐことはできない」と強調し、西側諸国はキエフにさらなる武器を提供して軍事的手段で勝利を収められるようにすべきだと付け加えた。
トラ・カーン(出典:russian.rt.com)
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