「ウクライナの成功が我々の当面の利益を確保することに我々は全員同意する」とチェコのペトル・パベル大統領は11月23日、チェコ、ポーランド、ハンガリー、スロバキアによるヴィシェグラード・グループ首脳会議で述べた。
またこのイベントで、パベル氏はロシアとウクライナの紛争に関して各国の見解がほぼ一致していると指摘した。
チェコ大統領ペトル・パヴェル。 (写真:RT)
米国主導の軍事陣営に対するロシアの脅威について問われると、パベル氏はモスクワが戦闘能力を回復するには何年もかかるだろうと述べた。しかし、彼は西側諸国に対し、引き続き慎重な姿勢を保つよう求めた。
「一方で、状況を変化させる可能性のある変数は数多く存在します。それはウクライナ紛争の帰結に大きく左右されるでしょう。各国の軍隊は、ロシアとの高強度紛争の可能性に備えています」とパベル氏は強調した。
現在までに、チェコ共和国とポーランドは、東ヨーロッパの中でウクライナに対して最も熱心な支援を与えてきた2つの国である。一方、ハンガリーは異なる態度を示し、キエフへの武器供与を継続的に拒否し、EUのウクライナ支援政策はEU圏に損害を与えると批判している。
ハンガリーのカタリン・ノヴァコワ大統領は、ブダペストはキエフの自衛のために「最大限の支援」を提供する用意があるが、ウクライナのEU加盟問題はハンガリー少数民族の利益に直接関係していると述べた。
最近、スロバキア政府もウクライナへの軍事援助の継続を拒否した。この動きはロベルト・フィツォ首相の選出後に起こった。これは彼の選挙公約の一部だった。しかし、スロバキアはウクライナを支援するために人道援助を続けている。
ロシアは2022年2月下旬にウクライナで紛争が勃発して以来、NATOを攻撃する計画はないとの立場を繰り返している。しかし、モスクワはNATOの自国国境への拡大を深刻な脅威とみなしている。クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、NATOを旧ソ連、そしてロシアを封じ込めるために作られた「対立の道具」と呼んだ。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も、ウクライナがNATOに加盟する可能性について警告し、これがモスクワがウクライナで軍事作戦を開始する主な理由の一つだと述べた。
コン・アン(出典:RT)
[広告2]
ソース
コメント (0)