「防衛装備・技術協力については、協力を強化し、無人航空機や極超音速兵器を撃墜できるミサイルの共同開発の可能性について協議を進めることで一致した」と浜田康一防衛相は6月1日、東京で米国のロイド・オースティン国防長官と会談後に述べた。
浜田氏は、北朝鮮の継続的なミサイル実験、ウクライナにおけるロシアの軍事活動、中国がもたらす課題に直面して、日本と米国は「緊密に協力する」と強調した。また、東京とワシントンの両国が韓国との関係をさらに改善することを提案した。
陸上自衛隊の03式中距離地対空誘導弾。 (写真:共同通信)
オースティン長官は、米国と日本が「極超音速ミサイル、戦闘機、先進防空システムを含む先進技術について協力している」ことを確認した。
オースティン氏によれば、ワシントンと東京は「共に目覚ましい進歩を遂げてきた」が、今後は二国間協力をさらに強化する必要があると強調した。
西側諸国を含むアナリストらは、極超音速兵器に関しては米国とその同盟国はロシアや中国に遅れをとっていると指摘している。この兵器は、その極めて速い速度と高い機動性により、既存の防衛システムを「回避」できると言われている。
ワシントンはこの技術をまだテスト段階にある。 3月、米空軍は防衛関連企業ロッキード・マーティン社が製造した極超音速ミサイルシステム、AGM-183A空中発射即応兵器(ARRW)の4回目の試験に失敗したことを認めた。
ロシアは近年、アバンガルド極超音速グライダーや空中発射型キンジャール極超音速ミサイルなど、軍事用に数多くの極超音速システムを開発してきた。
ロシア国防省は5月中旬、キエフに配備されている米国提供のパトリオット防空システムに極超音速ミサイルを使用して重大な損害を与えたと発表した。
コン・アン(出典:RT)
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