ロイター通信によると、ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官はホワイトハウスで記者団に対し、ロシアと北朝鮮の軍備交渉は前向きに進んでいると語った。サリバン氏は、北朝鮮がウクライナで使用するためにロシアに武器を供給した場合、「国際社会で代償を払うことになる」と警告した。
サリバン氏は、北朝鮮の金正恩委員長は兵器協議の継続を望んでいると述べた。サリバン氏は「我々はロシアの防衛産業基盤を圧迫し続けている」と強調し、モスクワは弾薬などの「あらゆる供給源を探している」と述べた。
「我々は北朝鮮に対し、最終的にウクライナ人を殺害することになる兵器をロシアに提供しないという公約を守るよう引き続き求めていく」とサリバン氏は強調した。
7月に平壌で行われた武器展示会に出席した北朝鮮の金正恩委員長とロシアのセルゲイ・ショイグ国防相
これに先立ち、9月4日には米国家安全保障会議の報道官アドリエンヌ・ワトソン氏が、金正恩氏とウラジーミル・プーチン大統領が会談を計画している可能性があると述べ、ニューヨーク・タイムズ紙は匿名の米国および同盟国の当局者の発言を引用して、金正恩氏が来週ロシアを訪問しプーチン大統領と会談する予定であると報じた。
クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、両首脳の今後の会談について確認できるかとの質問に対し、9月5日に「いいえ、できません。何も言うことはありません」と答えた。
金正恩委員長はプーチン大統領と会うためにロシアに行く予定だ
ロイター通信によると、2022年11月、北朝鮮国防省当局者は、平壌は「ロシアと『武器取引』をしたことはなく、今後もその計画はない」と断言した。
現時点では、サリバン氏の警告に対する平壌の反応に関する情報はなく、金正恩委員長がロシアに赴いてプーチン大統領と会談する予定であるという情報もない。
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