インドのナレンドラ・モディ首相とドナルド・トランプ米大統領は、多分野にわたる二国間貿易協定(BTA)の交渉を進めることで合意したと、関係筋が3月8日に明らかにした。
具体的には、両首脳は先月、市場アクセスの促進、関税および非関税障壁の削減、サプライチェーンの統合強化を目指し、協定に関する交渉を再開することで合意した。
これを達成するため、両首脳は交渉を推進するための高官代表を任命することを決定した。この動きは、両国間の貿易関係を強化し、経済協力を促進するという双方の決意を示すものである。
アナリストによると、BTAは商品やサービスを含む多くの分野に影響を及ぼすだろう。この協定により、市場へのアクセスが拡大し、障壁が削減され、貿易の流れがスムーズになり、双方の企業にとって新たな機会が創出される。
ピユーシュ・ゴヤル商工大臣率いるインド代表団は3月3日から7日までワシントンを訪問し、商務長官、米国通商代表部およびその他の専門家グループと会談した。
インドと米国は2030年までに二国間貿易額を5000億ドルにすることを目指している。
インドは米国との交渉のほかに、欧州連合(EU)、英国、その他のパートナーとも同様の交渉を行っている。
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