バイデン大統領(右)とスナック首相は6月8日、ホワイトハウスで共同記者会見を行った。
AFP通信は6月9日、米国と英国がロシア、中国、経済不安に対処するための「特別な関係」に両国の指導者が焦点を当てる中で、新たな戦略的合意を発表したと報じた。
ジョー・バイデン米大統領とリシ・スナック英首相は6月8日、ホワイトハウスで首脳会談を行い、ロシアがウクライナで軍事作戦を開始したことや人工知能(AI)の急速な発展を受けて、ロシアへの対応で一致団結することを表明した。
しかし、英国は米国とのEU離脱後の自由貿易協定にまだ達しておらず、代わりに多くの産業に補助金を出すことでグリーン経済を追求することを計画している。
両国の首脳が発表した大西洋宣言は、他国との競争に対処するため、防衛と再生可能エネルギーの分野での関係促進に重点を置いている。
スナック首相によれば、中国やロシアのような国は知的財産を操作、搾取、あるいは盗み、エネルギーなどの重要な資源を浪費することをいとわないという。 「彼らは成功しないだろう」と彼は言った。
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共同声明によると、双方は英国内のバッテリーに使用される重要鉱物の米国の取り扱いについて対話を開始することで合意した。
バイデン大統領はまた、英国を防衛調達の国内供給元として検討し、極超音速ミサイルなどの次世代兵器の開発を加速するよう議会に要請することにも同意した。
貿易協定が締結されていないにもかかわらず、スナク首相は「経済関係はかつてないほど強固になっている」と述べ、「特別な関係」は欠かせない同盟だと表現した。
スナク首相にとって初のホワイトハウス首脳会談は、個人的な関係を強化するという点でも重要だ。
バイデン大統領は、米国にとって英国の重要性に「匹敵する国はない」ことに同意した。両首脳は、世界経済がAIのせいもあって産業革命以来最大の変化を経験していることに同意した。
ホワイトハウスの長官は、今年英国で初のAIサミットを開催し、志を同じくする国々を集めるというスナック首相の計画を支持した。
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両首脳は、ロシアに対抗するために数十億ドルの軍事援助を約束し、ウクライナに対する世界的な支援の先頭に立つことを約束した。
両者はNATOのリーダーシップについても協議し、NATOは来月リトアニアのビリニュスで首脳会談を準備しており、英国のベン・ウォレス国防長官も候補者の一人となっている。
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