EU5カ国はウクライナ産穀物の輸入禁止を継続している。イラスト写真。 (出典:ロイター) |
欧州委員会は、27カ国からなる欧州連合は、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアにおけるウクライナ産小麦、トウモロコシ、菜種、ヒマワリの種子に対する特別かつ一時的な予防措置を段階的に解除すると発表した。
EUの措置により、これら5カ国は上記のウクライナ製品の国内販売を禁止できるが、他のEU諸国を含む他の地域への輸出のために輸送することは依然として可能である。
ECは、5カ国における「製品移動のボトルネック」のため、5月2日に禁止措置が採択されたと述べた。禁輸措置は6月12日に期限切れとなる予定だったが、5カ国はウクライナ産穀物の低価格化により国内生産が採算が取れなくなっていると主張し、延長を求めた。
「加盟5カ国では収穫を前に穀物の輸送に深刻な支障が生じ、貯蔵能力も限られているため、こうした措置は当分の間必要となるだろう」とECは述べた。
ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアは、ウクライナ産の安価な穀物が自国の農産物に悪影響を及ぼしていると不満を述べている。しかし、ウクライナ産の小麦、トウモロコシ、菜種、ヒマワリの種子は、引き続きEU残留国に自由に販売される。
ロシアとの紛争でウクライナを支援するため、EUは同国からのあらゆる商品の無制限輸入を許可している。ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアは、黒海の港から輸出することができなかったために大量に備蓄されていたウクライナの穀物の中継地となった。
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