「イスラエルの新たな空爆は、多くのレバノン人とシリア人がレバノンからシリアへ渡るジュシエ国境検問所を襲った」と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ代表は述べた。
英国に拠点を置く戦争監視団体「シリア人権監視団」も、イスラエルが11月2日にジュシエ国境検問所に2回の空爆を行ったと報告した。
「人道支援施設も攻撃を受けている。戦闘が拡大し続けているため、脱出や避難者の世話さえ困難かつ危険になっている」とフィリッポ・グランディ氏は付け加えた。
イスラエルの空爆を受けた建物の外を歩くレバノン兵士たち。 (写真:ゲッティ)
この襲撃は、ベイルートとダマスカス間の主要国境検問所が10月4日のイスラエルの空爆により閉鎖を余儀なくされた直後に行われた。現在、レバノンとシリアの間には6つの国境検問所がある。
イスラエルは10月1日以来、レバノン南部のヒズボラ軍に対する地上作戦と多数の空爆を行っている。ヒズボラは損失にもかかわらず、地上でイスラエル軍と戦い続け、国境を越えてロケット弾を発射し続けた。イスラエルは、北部での砲撃から逃れた住民6万人の帰還を認めることが主な目標だと述べている。
10月13日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相も国連のアントニオ・グテーレス事務総長に宛てたメッセージの中で、国連平和維持軍(UNIFIL)に対し、レバノン南部の戦闘地域から部隊を撤退させるよう要請した。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相によれば、UNIFILのこの地域での存在は、この部隊をヒズボラ軍の「人間の盾」にしているという。
ネタニヤフ首相はメッセージの中で、イスラエルが同地域でヒゾラに対する軍事作戦を実施している間、UNIFILは南レバノンから部隊を撤退させることを拒否したとも述べた。ネタニヤフ首相は、欧州の指導者たちはイスラエルを批判するのではなく、ヒズボラを批判すべきだと述べた。
「我々はUNIFIL部隊の死傷者を遺憾に思う。イスラエルはこのような事態が起きないよう全力を尽くしている。しかし、望まない事件を確実に起こす単純かつ明白な方法は、UNIFILがその地域から撤退することだ」とネタニヤフ首相は付け加えた。
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出典: https://vtcnews.vn/israel-tan-cong-cua-khau-bien-gioi-lebanon-va-syria-ar905331.html
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