イランも米国も中東での新たな戦争を望んでいない。

Công LuậnCông Luận09/02/2024

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米国は非難、イランは否定

1月下旬、イラク国境に近いヨルダンの米軍基地がドローン攻撃を受け、兵士3人が死亡したことを受け、米国は報復としてイラクとシリアの民兵組織に対して複数回の空爆を開始した。ワシントンはまた、ヨルダンの基地への攻撃の首謀者を発見したと発表した。

米国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は記者団に対し、ドローン攻撃は「イランの支援を受けた複数のイラク武装グループで構成される組織『イラクのイスラム抵抗勢力』によって計画され、資金提供され、促進された」とワシントンは考えていると述べた。

イランと米国はどちらも中東での新たな戦争を望んでいない。画像1

米国は、1月下旬にヨルダンの米軍基地が攻撃されたことへの報復として、イラクとシリアの親イラン民兵組織の数十の標的に対して空爆を実施した - 写真:ユーラシアン・タイムズ

米国の軍事行動は、イスラエルとイスラム過激派組織ハマスとの戦争をめぐって中東で緊張が高まる中で行われた。その結果、米国とイランの直接対決につながる可能性があるとの世論が高まっている。

一方、イランはヨルダン攻撃へのいかなる関与も否定している。 「我々は戦争を求めているわけではないが、戦争を恐れてはいない」とイランの準軍事組織革命防衛隊の司令官ホセイン・サラミ将軍は国営通信社イラン通信に語った。 「我々は侵略者ではないが、我々は自らと我々の栄光を守るのだ。」

ホセイン・アミール・アブドッラーヒアン外相も米国に対し、脅迫や非難を控え、政治的解決に焦点を当てるよう求めた。アミール・アブドッラーヒアン氏は、イランは脅威に対して迅速かつ断固とした対応を取るだろうと述べた。

直接対決を避ける

1月下旬に起きた米軍アル・タンフ軍事基地へのドローン攻撃は、2015年まで自称イスラム国(IS)テロ組織が支配していた地域で発生した。

近年、ISはほぼ敗北した。現在、外国軍がこの地域を制圧している。ヨルダン政府は米国軍の駐留を許可しており、米軍は残存するISの残党を可能な限り封じ込める任務を負っている。

国際危機グループ(IGC)の最新の調査によると、イランもこの地域に存在している。しかし、ICGはイラン軍の規模を評価するのは難しいと述べた。

イランと米国はどちらも中東での新たな戦争を望んでいない。画像2

2014年にイラクでISと戦うカタイブ・ヒズボラ民兵のメンバー - 写真:DPA

ワシントンは、イランが既存の航空路を補完するためにイラクとシリアを通る東西の陸上回廊を確立しようとしていることを懸念している。一方、イランは、トルコ国境からヨルダン国境までの南北ルートを米国が管理するのを阻止したいと考えている。

イランの政治・精神的指導者であるアリ・ハメネイ師が宣言したように、イランは米国をこの地域から「追放」したいと考えている。したがって、テヘランはガザでの戦争を米国への圧力を強める好機と見ている。

ドイツ国際安全保障研究所のイラン専門家ハミドレザ・アジジ氏は、同地域における米国の拠点への攻撃が続けば、米国はイスラエルに対しハマスとの戦争を早急に終わらせるよう圧力をかける可能性があると述べた。

しかし、アジジ氏は、部隊がいかなる行動をとるにせよ、アメリカ軍の犠牲者を避けるよう努めると述べた。 「イランとその同盟国は、米国人の死者を伴う事件はワシントンからのより断固たる対応を引き起こすことを知っている」と研究者は説明した。

「現在、テヘランはワシントンとの戦争を望んでいない」とアジジ氏は強調し、イランはこれまで米国やイスラエルとの直接衝突を避けるよう長年注意してきたと分析した。なぜなら、この衝突によって生じるいかなる戦争もイランの安全を危険にさらすことになるからだ。

グエン・カーン


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