イラン国営メディアによると、イランはロシアの代理大使をテヘランに召喚した。この新たな動きは、今週初めにモスクワとアラブ諸国が共同声明を発表し、ペルシャ湾の係争島々に対するイランの主権主張に異議を唱えたことを受けて行われた。
イランの国営通信社IRNAは、ロシア特使が12月23日に召喚され、モスクワに外交文書を手渡したと伝えた。
メモには、モロッコで発表された、イランとアラブ首長国連邦(UAE)間の紛争の平和的解決を求める第6回アラブ・ロシア協力フォーラムの声明にテヘランは反対すると記されていた。
イランのホセイン・アミラブドッラーヒアン外相が10月13日にレバノンで演説した。
イラン通信によると、12月23日早朝、イランのホセイン・アミラブドッラーヒアン外相はロシア外相との電話で「国家の主権と統一の尊重は国家間の関係における基本原則の一つである」と語った。
イランが、係争中の島々に関する発言に抗議するためロシア外交使節団長を召喚したのは、今年2度目となる。
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2022年、イランも中国特使を招集し、アラブ諸国と同様の共同声明を発表した。
1971年に英国軍が撤退した後、イランはアブ・ムーサ島、大トゥンブ島、小トゥンブ島の3島を支配下に置いた。イラン政府はこれらを自国の領土の「分割不可能な」一部とみなしている。一方、UAEも島々の領有権を主張しており、長年交渉による解決を推し進めてきた。
これら3つの島は、世界の石油供給量の約5分の1が通過する重要な水路であるホルムズ海峡に位置しており、戦略的な位置にある。
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