国連国際原子力機関(IAEA)は3月15日、イランが核兵器開発に非常に近づいていると警告した。
イラン中部のナタンツウラン濃縮施設の遠心分離機。 (出典:イラン原子力機構) |
「イランは極めて野心的で大規模な核計画を進めており、ウランを兵器級レベル近くまで濃縮している。核兵器保有の閾値に非常に近い状態が続いている。つまり、核兵器保有能力を有しているということだ」とIAEAのラファエル・グロッシ事務局長は語った。
しかし、グロッシ氏はまた、テヘランの核情勢は現在制御下にあるとも断言した。
イランは核兵器の開発を繰り返し否定している。しかし、IAEAは、テヘランが民生用にウランを60%まで濃縮している場合、この弁護は信用できないと述べた。
これに先立ち、3月14日には中国、イラン、ロシアの高官らが北京で会談し、核問題と国際制裁に関する共同声明を発表した。
会合は中国の馬朝旭外務副大臣が議長を務め、セルゲイ・リャブコフ外務副大臣(ロシア)とカゼム・ガリババディ外務副大臣(イラン)が参加した。
3カ国は、国際的な核軍備管理体制の礎である核拡散防止条約(NPT)への取り組みを再確認した。
中国とロシアは、イランによる核計画の平和的性質の再確認、大量破壊兵器の開発を行わないという約束、IAEAとの協力継続を歓迎した。
両締約国はまた、すべての国がIAEAの任務を客観的かつ公正に遂行することを妨げる行動を避けるべきであることで合意し、今後も連絡と協力を継続していくことで合意した。
昨年9月の記者会見で、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領も、同国は核兵器開発の意図はないと明言し、イランのウラン濃縮計画に対する国際社会の懸念を否定した。
イランは、正式には包括的共同行動計画(JCPOA)として知られる2015年の核合意を遵守し続けているが、ペゼシュキアン氏は、イランが合意を今後も遵守できるかどうかは、他の署名国が義務を遵守するかどうかにかかっていると警告した。
「米国と一部の欧州諸国が約束を履行するなら、我々も同様の行動を取る」とイランの指導者は述べた。彼らが従わなければ、私たちもそうしません。」
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出典: https://baoquocte.vn/iaea-noi-iran-dang-lam-giau-uranium-o-muc-gan-cap-do-vu-khi-rat-gan-voi-nguong-nu-nhan-307763.html
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