2019年のケルチ橋(写真:ロザフトドル)。
「空軍内の通信回線が傍受されたかどうかを調査中だ」とドイツ国防省報道官は3月2日、 AFPに語った。
ロシアのRTチャンネルの編集長マルガリータ・シモニャンは前日、クリミア攻撃についてドイツ軍将校らが話し合ったと思われる38分間の音声録音を公開した。
テープに登場した人物たちは、ウクライナ軍がドイツ製のタウルスミサイルを使用する可能性と、それに伴う潜在的な影響について話し合った。他に言及された話題には、ケルチ海峡を挟んでクリミア半島とロシア本土を結ぶ重要な橋などの標的へのミサイル発射も含まれていた。
専門家はドイツの雑誌「デア・シュピーゲル」に対し、この録音は本物だと信じていると語った。
キエフは長い間、ドイツに対し、最大500キロ離れた標的に到達可能なタウルスミサイルの供給を求めてきた。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は、紛争の激化を恐れて、これまでのところウクライナへのミサイルの移送を拒否している。
「この話が本当なら、非常に問題だ。問題はこれが一過性の事件なのか、それとも組織的な問題なのかだ」と緑の党の政治家コンスタンティン・フォン・ノッツ氏はRNDテレビに語った。
保守系野党政治家のロデリヒ・キーゼヴェッター氏は、他の録音も出てくる可能性があると警告した。
キーゼヴェッター氏はZDFテレビに対し、「他の会話も確かに傍受されており、後にロシアの利益のために漏洩された可能性がある」と語った。
同氏は、「このやり取りは、何らかの目的のため、つまりドイツがタウルスミサイルを配備するのを防ぐため、ロシアによって今回意図的に公表されたと推測できる」と述べた。
デア・シュピーゲルによれば、漏洩したオンライン会議は軍の秘密イントラネットではなく、Webexプラットフォーム上で開催されていたという。
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