1月26日に撮影されたホワイトハウスの写真
国防総省の報告書によると、ドナルド・トランプ前大統領の下でホワイトハウスの医療部門が規制薬物を含む処方薬を資格のない職員に提供し、ジェネリック医薬品のコストよりも数万ドル多く薬に費やしていたことが判明した。
ロイター通信は1月29日、ホワイトハウス軍事局傘下の部隊が政府と国防総省のガイドラインに従わなかったと報道を引用して報じた。
報告書では、資格のない隊員が軍の医療施設で無料の専門治療や手術を受け、連邦法に違反して規制薬物を含む処方薬を提供されていたことが判明した。
「ホワイトハウス医療ユニットの薬局管理慣行は、ジェネリック医薬品の代わりにブランド医薬品を購入することで国防総省の資金を非効率的に使用し、規制薬物への転用リスクを高めた」と報告書は述べている。
また、この部隊は安全基準の遵守を確保するための効果的な管理体制を欠いており、軍の医療システム指導部による監視を受けておらず、患者の健康と安全に対するリスクが高まっていることが判明した。
具体的には、この部署は2017年から2019年にかけて、ブランド名の付いた睡眠薬「アンビエン」8,900錠に46,500ドルを費やしたが、これは同等のジェネリック医薬品の270ドルの174倍にあたる金額である。
別のケースでは、同社はブランド覚醒剤プロビジル4,180回分に9万8,000ドルを費やしたが、これは同等のジェネリック医薬品の価格1,800ドルの55倍にあたる。
どちらの薬も患者の身元を確認せずに処方された。
この報告書は、2018年に苦情を受けて国防総省監察総監室が2019年9月から2020年2月にかけて実施した検査の結果を示すものである。
報告書は、国防保健局長がホワイトハウス医療ユニット長と協力して、少なくとも調達、保管、在庫、処方、調剤、廃棄に関する医薬品管理の方針と手順を策定するなど、いくつかの勧告を行っている。
この報告書を受けて、レスター・マルティネス・ロペス国防次官補(保健担当)は監察官に書簡を送り、報告書の勧告すべてに同意する旨を伝えた。トランプ氏はすぐにはコメントしなかった。
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)