(CLO) ロイド・オースティン国防長官は、米国がウクライナに約10億ドルの追加軍事援助を提供すると発表した。バイデン政権は、ドナルド・トランプ氏が来月就任する前に、キエフへの援助を全て使い切ろうと急いでいる。
新たな援助パッケージには、米国がウクライナに提供したドローンや高機動ロケット砲システム(HIMARS)用の追加弾薬が含まれる。これらの兵器は緊急に必要とされているが、長期的な兵器契約を目的としたウクライナ安全保障支援イニシアチブを通じて資金が提供される予定だ。
これらの兵器システムは、戦場で即時の変化をもたらすことよりも、主にウクライナの長期的な軍事力を強化することを目的としている。
9億8800万ドルの援助パッケージは、12月2日に米国が発表した7億2500万ドルの軍事援助パッケージに続くものである。 7億2500万ドルの援助は国防総省の備蓄から引き出され、対ドローンシステムやHIMARS用の弾薬などを含めてウクライナに速やかに送られる予定だ。
2022年2月にロシアとウクライナの紛争が勃発して以来、米国はウクライナに620億ドル以上の軍事援助を提供してきた。
12月5日、国防総省で行われた会議中のロイド・オースティン米国防長官。写真:AP
「バトンはすぐに他の者に渡されるだろう」とオースティン長官は12月7日の声明で述べた。「彼らが進むべき方向を決めるだろう。彼らが過去4年間に我々が築いてきた力をさらに発展させてくれることを期待している」
ウクライナは現在、ロシアからの激しい攻撃に直面している。モスクワは中距離ミサイル攻撃も開始し、キエフの民間インフラを標的にし続けている。
トランプ氏がウクライナへの軍事支援を継続するかどうかが懸念される中、バイデン政権は今年初めに議会で可決された巨額の対外援助法案の残余資金をウクライナへの援助に充てようと努めている。
「現政権は選択をし、議会の超党派連合も選択をした。次期政権は自らの選択をしなくてはならない」とオースティン氏はカリフォルニア州で開かれた国家安全保障当局者、防衛企業、議員らの年次会合で述べた。
一方、ドナルド・トランプ大統領は週末、パリでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とフランスのエマニュエル・マクロン大統領と急遽会談した。マクロン氏と他の欧州諸国の首脳らは、トランプ大統領に対しウクライナへの支援を継続するよう説得しようとしている。
オースティン氏のリーダーシップの下、国防総省はウクライナに何百万発もの弾薬と最新鋭兵器を送ることを目指し、50か国以上の参加国との定期会合を開始した。
オースティン氏は「米国とその同盟国はウクライナ民主主義の武器庫となっている」と強調した。 12月7日の発表前、米国にはウクライナを支援するために備蓄から兵器を引き揚げ、追加の武器契約を締結するために約80億ドルが残っていた。
ゴック・アン(AP通信による)
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出典: https://www.congluan.vn/chinh-quyen-ong-biden-tang-toc-giai-ngan-cap-them-1-ty-usd-vien-tro-vu-khi-cho-ukraine-post324661.html
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