最近の報告によると、食品包装、子供のおもちゃから医療機器に至るまで、プラスチック製品には16,000種類以上の有毒化学物質が含まれている - イラスト:AFP
この恐ろしい数字は、ノルウェー研究評議会の資金提供を受けた最近の報告書で明らかにされたもので、国連環境計画(UNEP)による以前の推定より3,000人多い。
スイスの非営利団体食品包装フォーラムの事務局長ジェーン・ムンケ氏によると、プラスチック汚染の問題を完全に解決するには、世界がプラスチックのライフサイクル全体を真剣に検討し、化学物質の問題に取り組む必要があるとのことです。
彼女は、研究者らが人体からプラスチック由来の化学物質を数百、数千種類発見しており、プラスチックに含まれる化学物質が水や食物に浸出することから、その一部は健康問題と関連していると述べた。
注目すべきは、特定された化学物質の4分の1には化学的性質に関する基本情報がなく、プラスチックに含まれる化学物質のうち国際的に規制されているのはわずか6%であることです。
報告書は、プラスチック廃棄物汚染が生殖障害や心血管疾患を引き起こすなど、人間の健康に及ぼす影響に言及し、プラスチック廃棄物問題への対応だけでは人々を守るのに十分ではないと強調した。
むしろ、リサイクル製品を含むプラスチックに含まれる添加物、加工助剤、不純物などの化学物質について、より高い透明性が求められている。
ノルウェー科学技術大学の報告書のリーダーで環境保護論者のマーティン・ワグナー氏は、製造業者は自社製品にどれだけの化学物質が含まれているのか実際には把握していないと述べた。したがって、強制的な規制がなければ、企業がプラスチックに含まれる化学物質を開示するインセンティブはなくなるだろうと彼は述べた。
年間4億トンのプラスチック廃棄物
この報告書は、年間のプラスチック廃棄物が4億トンに達し、拡大するプラスチック汚染問題に取り組む初の国際条約を策定しようと政府交渉官らが奮闘する中で発表された。
プラスチック廃棄物対策条約の交渉は来月カナダのオタワで継続され、12月に韓国の釜山で開催される会議で協定が最終決定されることを目指している。
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