11月25日夜、イスラム過激派ハマスは、イスラエル人と外国人を含む第2陣の人質を赤十字に引き渡したことを確認する声明を発表した。
元パレスチナ人囚人はイスラエルによって第一陣として釈放された。 (出典:AP通信) |
アルジャジーラによると、イスラエル政府は、ハマスがガザ地区からイスラエル人人質13人と外国人4人を解放した後、第2陣のパレスチナ人39人を解放したと発表した。
4日間の停戦の2日目の引き渡しは、ハマスがイスラエルが停戦に違反したと非難したため、数時間遅れた。一方、ソーシャルネットワークX上でイスラエル国防軍(IDF)は、イスラエル人13人とタイ人4人を含む人質17人がエジプトに連行され、イスラエルへ向かっていると発表した。
同日、アルジャジーラテレビ局は、ヨルダン川西岸のベイトゥニアで釈放されたパレスチナ人囚人を乗せたバスの映像を放送した。パレスチナ通信社WAFAはこれに先立ち、囚人たちがエルサレムに移送されたことを確認した。
ハマスとイスラエル国防軍の間の2回目の人質交換は、11月25日午後4時に予定されていたが、6週間以上に及ぶ血なまぐさい戦闘の末に両者が合意した4日間の人道的停戦の条件をイスラエルが履行していないとハマスが非難したため、数時間延期された。
停戦によりガザ地区への燃料や物資の供給は増加したが、援助団体によれば、数週間にわたるイスラエルの爆撃に耐えてきたガザ地区の230万人のパレスチナ人の需要を満たすにはまだ十分ではないという。イスラエルは停戦期間中、人道的ニーズを満たすため、包囲されたガザ地区に1日当たり13万リットル(3万4,300ガロン)の燃料を輸送することに同意した。
AP通信によると、ハマスが支配するガザ地区の保健当局は、死傷者数の報告が1日中断された後、1万3300人以上のパレスチナ人が死亡したと発表した。これは、ガザ地区北部の保健システムが崩壊し、詳細な統計を提供できなかったためだと言われている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、停戦期限切れ後も戦闘を続けると述べた。イスラエルでは約1,200人が死亡したが、そのほとんどはハマスによる最初の攻撃によるものだった。
また11月25日、エジプトのメディアは、ロシア、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、サウジアラビアからガザ地区への人道支援物資を積んだ飛行機5機がエル・アリシュ空港に到着したと報じた。
アル・カヘラ・ニューステレビ局は同日、燃料トラック7台がラファ国境検問所からガザに入ったと報じた。北シナイ地域のエジプト赤新月社(ERC)によると、人道支援物資を積んだトラック100台が燃料タンカーとともにガザに入ったという。
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