(ダン・トリ) - ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナがロシアのクルスク州に「緩衝地帯」を維持していると発表した。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領(写真:ゲッティ)。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は1月26日夜の演説で、ウクライナはロシアの攻撃からウクライナの都市スムィとハリコフを守るため、ロシアのクルスク州に「緩衝地帯」を維持していると述べた。
ゼレンスキー大統領は「本日、前線の状況、ドネツク地域の主要戦線、クルスク作戦地域に焦点をあて、司令官らとの軍事ブリーフィングが数回行われたほか、ウクライナ国防相との会談も行われた」と述べた。
「今後6カ月間、我々はウクライナ領土を守るためにクルスク州で活発な作戦を展開する。我々はロシアの攻撃からスミとハリコフを守るためロシア領内に緩衝地帯を維持している」とゼレンスキー氏は確認した。
これに先立ち、ウクライナ第82ブコヴィナ旅団代表のヴィクトル・クラフツォフ氏は、激しい戦闘と多大な損失のため、ロシア軍はクルスク地域に第76空挺師団を派遣し、同地域での攻勢作戦を強化したと述べた。
クルスク地域での戦闘がウクライナの前線の情勢にどのような影響を与えているかとの質問に対し、クラフトソフ氏は、それが東部戦線のウクライナ軍への圧力を軽減するのに役立っていると述べた。
ロシアのクルスク地方の位置(写真:エコノミスト)。
ウクライナは8月6日、ロシア国境のクルスク州への攻撃作戦を開始した。クルスク作戦は、ロシアが安全保障緩衝地帯を確立するためにウクライナのクルスクからスームィ地域への攻撃を開始する準備をしているとの情報をウクライナ諜報機関が受け取った後に実行された。
キエフがクルスク州を攻撃すると決めたのは、モスクワの攻撃を阻止するためであり、またロシアに資源を転用させ、東部戦線の防衛軍への圧力を軽減させるためでもあった。さらに、クルスク作戦は、この地域の支配を通じて、キエフがロシアとの将来の交渉において立場を向上させるのに役立つと期待されている。
ウクライナは当初、クルスクにあるロシア領土1,000平方キロメートル以上の支配権を主張していた。しかし、ウクライナの進撃は行き詰まり、現在では当初獲得した領土の半分しか支配していない。ロシア国防省は、これまでにウクライナはクルスクで3万2000人以上の兵士と大量の武器・装備を失ったと発表した。
ロシアはクルスクに大規模な部隊を動員する一方で、ウクライナの他の戦線での攻勢作戦を強化し続けた。
ウクライナ軍によれば、ロシアは2024年11月からクルスクのウクライナ軍陣地に対して激しい攻撃を開始した。ロシアは、ドナルド・トランプ米大統領が1月に就任すると、クルスクでウクライナ軍を押し戻す大規模な反撃を開始するため、北朝鮮兵を含む5万人以上の兵士を集めたとみられる。
[広告2]
出典: https://dantri.com.vn/the-gioi/ukraine-neu-ly-do-dua-quan-qua-bien-gioi-gianh-lanh-tho-nga-20250127114333398.htm
コメント (0)