6月28日、キエフは国内の兵器生産を増強し透明性を高めるため、ウクライナの国営兵器・戦略軍事装備品製造会社ウクロボロンプロムのトップにヘルマン・スメタニン氏を任命した。
ウクライナは現在、国内の兵器生産と近代化の促進を目指している。イラスト写真。 (出典:AFP) |
関係者によると、ウクライナ北東部ハリコフのマリシェフ工場の元所長であるスメタニン氏をウクロボロンプロムの新CEOに任命することは、主要産業のより広範な変革に向けた一歩だという。
「新しく任命された局長は、弾薬と軍事装備の生産増加、効果的な汚職防止インフラの構築、そしてウクロボロンプロムの革新という3つの主要任務を遂行しなければならない」とウクライナ戦略産業大臣オレクサンドル・カムイシン氏は述べた。
昨年2月にロシアとの紛争が勃発して以来、ウクライナは西側諸国の軍事援助と武器に大きく依存し続けている。
その結果、ウクライナ政府は国内の防衛産業の改革に取り組んでおり、地元の兵器製造業者を近代化し、西側諸国とのより緊密な連携を支援し、キエフ軍への供給を増やそうとしている。
ウクライナは2023年初頭、ウクロボロンプロムを民営化し、同社の透明性と企業統治を改善する計画を発表した。
同日、6月28日、キエフ軍は、ロシアが現在、何倍も価値が高く対処が難しい装備を破壊できる「自爆型」無人航空機(UAV)の配備を増やしていると発表した。
ウクライナは、モスクワのランセット無人航空機が最近脅威を増大させていることを明らかにした。
先月、ロシアのメディアが投稿したビデオには、このタイプの無人機がレオパルド2戦車やシーザー自走榴弾砲など、西側諸国が資金提供した貴重なウクライナの装備を損傷、あるいは破壊する様子が映っていた。
ウクライナ軍兵士によれば、ランセット無人航空機は紛争中に彼らが直面する主な脅威の一つだという。さらに、ロシアによるこのタイプの航空機の使用頻度はここ数カ月で増加している。
複数のロシアの公的情報源によると、ランセット社の無人航空機1機あたりの価格はおよそ300万ルーブル(約3万5000米ドル)だという。一方、ロシアのS-300ミサイルは少なくとも数十万ドルの費用がかかり、レオパルド2戦車は1台あたり数百万ドルの費用がかかる。
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