岸田外相は、4月10日にワシントンで行われるジョー・バイデン米大統領との重要な首脳会談を前に、4月7日に東京の私邸で行ったインタビューでこの発言をした。
首相は、安全保障上の課題が増大する中、日米同盟は「かつてないほど重要」になっていると強調し、この見解がワシントンで超党派の支持を集めることを期待している。
ジョー・バイデン米大統領は2023年1月13日、ワシントンDCで日本の岸田文雄首相をホワイトハウスに迎えた。写真: GI
ワシントンは、4月10日の首脳会談は、地域と世界の地政学的不確実性に目を光らせている日本と米国にとって、同盟関係を近代化する歴史的な機会であると評した。
日本とのパートナーシップは長い間、インド太平洋地域における米国の戦略の中心となってきた。この関係は、地域と世界の安全保障における日本の存在感を高めた岸田首相の下で拡大した。
岸田氏は2021年に首相に就任して以来、日本の防衛体制を抜本的に改革し、2027年までに防衛費をGDPの約2%に増やし、軍事力を強化することを目指している。
岸田氏は、この変更について問われると、「弾道ミサイルや核兵器を開発している国」や「不透明な形で防衛力を増強している国」など、日本を取り巻く安全保障環境は「深刻かつ複雑」であると指摘した。彼はまた、東シナ海と南シナ海の両方の問題について言及した。
日本の首相は、安全保障上の問題が複雑であることを踏まえ、米国との同盟関係において日本の抑止力と対応力の構築が不可欠であると考えている。
「米国がこれを理解し、地域の平和と安定の向上に協力できることを期待する。今回の訪問を通じて、米国と日本が協力をさらに発展させていくことを世界に示すことが重要だと考えている」と岸田外相は述べた。
4月10日の首脳会談は、日本とアジアのもう一つの重要な米国のパートナーであるフィリピンとの協力を拡大するためのプラットフォームとしても機能するだろう。
この三国首脳会談は、米国、日本、韓国の画期的な会談から1年も経たないうちに開催される。両首脳会談では、地域の緊張が高まる中、同盟国やパートナーとの連携強化を推進するとともに、米国のインド太平洋安全保障戦略における日本の中心的役割を強調した。
ホアイ・フオン(CNNによる)
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