ドナルド・トランプ前米大統領(写真:ロイター)。
ロイター通信は1月4日、訴訟の中でイリノイ州の有権者グループが、2021年1月6日の議会暴動におけるトランプ氏の役割を理由に、イリノイ州選挙管理委員会に公聴会を開き、予備選挙と本選挙の両方の投票用紙にトランプ氏の名前が記載されることを禁止するよう求めたと報じた。
「トランプ氏は憲法を支持すると宣誓したが、その行動と言葉を通じて、憲法修正第14条第3項に定義される反乱に関与、または幇助した」と訴状は述べている。
請願書には、トランプ氏は「支持者による議事堂への暴力的な攻撃」や議員に対する脅迫について「一度も反省の意を表明していない」とも記されている。
「トランプ氏はこの暴動について、自身の立場にも支持者にも、誰にも謝罪していない」と嘆願書には書かれている。
1月4日にはマサチューセッツ州の有権者グループも、予備選挙や本選挙を含む同州の投票用紙におけるトランプ氏の資格に異議を唱える請願書を提出した。請願者の一人はボストン元市長のキム・ジェイニー氏だ。
この動きは、メイン州とコロラド州の州裁判所が両州の予備選挙の投票用紙からトランプ氏の名前を削除する判決を下したことを受けて行われた。
トランプ氏を2024年大統領予備選挙の投票用紙から除外するための訴訟も、アリゾナ州、アラスカ州、ネバダ州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、オレゴン州、サウスカロライナ州、テキサス州、バーモント州、バージニア州、ウェストバージニア州、ウィスコンシン州、ワイオミング州の14州で係争中である。
同様の訴訟はフロリダ州、ミシガン州、ミネソタ州、ニューハンプシャー州、ロードアイランド州などの州でも却下されている。
トランプ前大統領はメイン州とコロラド州の裁判所の判決に対して控訴した。彼は米国最高裁判所にコロラド州裁判所の判決を覆すよう求めた。トランプ氏の弁護団は「米国大統領の資格の問題は州裁判所ではなく議会で検討され、決定されなければならない」と主張した。
米最高裁判所はまだコメントしていない。
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