5月28日、インドのS・ジャイシャンカール外相はアナント国立大学でのイベントで、中国から複雑な課題が生じていると指摘しながらも、インド政府は近隣諸国との関係を強化してきたし、今後も強化し続けると強調した。
インドのS・ジャイシャンカール外務大臣。 |
ジャイシャンカール外相は「モディのインド:台頭する大国」をテーマにした演説で、インド政府が直面している中国からの複雑な挑戦は過去3年間の国境地帯で「非常に明白」であったと述べた。
外交官は、両国は二国間関係においてバランスを見出さなければならないが、それは相手の条件であってはならないと指摘し、インド政府は中国との国境地帯における現状を一方的に変更しようとする試みがなされないように措置を講じてきたと強調した。
「両国間の平和と平穏が乱されれば、両国関係は影響を受けざるを得ない」とジャイシャンカール外相は述べた。
ジャイシャンカール氏によると、インドは、関係の基礎とみなされる相互尊重、感受性、関心が見られれば、中国とのより良い関係を考えることができるが、それが見られない場合は、自国の利益を主張し、断固として反対を主張する必要があり、残念ながら「それが現状だ」という。
また、ジャイシャンカール氏は演説の中で、インドはバングラデシュ、ネパール、ブータンなどの近隣諸国との関係を強化してきたし、今後も強化し続けると断言したが、インドと近隣諸国との現在のつながりや認識は変化していると述べた。
インド太平洋地域における大きな戦略的転換について、インドの外務大臣は「そこで起きていることは我々にとって非常に憂慮すべきことだ。同時に、中国の台頭など他の大きな変化も起きており、米国は自国の関与についてより慎重になっている」と述べた。
ジャイシャンカール外相によれば、クアッド加盟国は海洋協力、インフラの連結性、5G、ワクチンなどの問題について議論している。インドはイスラエル、米国、アラブ首長国連邦(UAE)などの国々とも連携している。
「ナレンドラ首相の下では、我々は明日のことばかり考えず、次の任期のことさえ考えない」と彼は宣言した。私たちはそれを超えて考えています。そして、誇張ではなく、多くの点で、私たちは今日、世界的な足跡の基盤を築いているのです。」
彼は、インドの台頭は中国と比較できる唯一の台頭であるため、世界において非常に特別な意味を持つと主張した。
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